No.016 ページ19
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「…駿は、人見知りだからね。
あんま、気にしないで…って言っても無理か。」
『無理ですよ…
あんな悲しそうな目で、』
お店の店員さん…いや、店長さんはかの有名な歌い手宮下遊さんでした。
お店に誰も居なかったのも、【蓮】さんの手回しで
私が入った直後にお店をcloseにしたらしい。
「やはり、Aちゃんには荷が重かったかな…」
『そんなことないです!!
なんか、逆に彼の事…霧崎さんの事知りたくなりました!!
…あはは、私可笑しいですね。』
「ｸｽｯ…本当、君は面白い。」
『えぇ!?面白くないですよ!!』
遊さんのお陰で、流れそうだった涙も引いた。
それでも、気にかかることはあるしもっと知りたいと思う。
霧崎さんの事も、【蓮】さん達の考えも、
『長居してしまってすみません!!
…では、あ、』
「…はい？」
『ここに、また来ても…良いですか…？』
些細な疑問。
遊さんの優しい笑顔によって解かれた。
「もちろんです。いつでも貴女を歓迎いたしましょう。」
『良かった…
では、また!!』
「はい。またの御来店を心よりお待ちしております。」
ｶﾗﾝｺﾛﾝ…
〜＊〜
『あ、』
お店から出てきた時、
近くの電柱に背を預けてタッチパネル式携帯電話をいじっているそらるさんがいた。
「Aちゃん。
お疲れ様。…その顔だと、失敗したみたいだね。」
『す、すみません…』
少しふわっとした黒髪を揺らして微笑みかけてくださるそらるさん。
どんな表情をしてもこの人は絵になると思う。
「謝らないで。
無理に頼んだ俺たちが悪いし、
初めはこんな感じだよ…？
彼も、彼と初めて会った人も…ね
少しずつ打ち解けていってほしい。
Aちゃんが、駿の心の支えになってあげてほしいんだ。」
『私が、霧崎さんの…＿？』
「あぁ。Aちゃんが。」
不思議。
信頼されているって言う、優越感…？みたいな感覚と、
絶対仲良くなるっていう決心が
心の不安を打ち消していた。
「もう、帰ろうか。
付き合わせちゃったし、暗いし…送ってくね。」
『うぇえ!?…でも…』
「そういうときは、素直に受け入れるの。」
『…は、はい。じゃあ御願い…します……』
「ん。了解。…いくよ。」
〜＊〜
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(´∀`結実(プロフ) - ちょこのさん» コメントありがとうございます!!面白いだなんてそんな…照れますよ((…更新頑張ります!! (2013年11月13日 17時) (
レス) id: c823c37316 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこの - 更新頑張ってください！面白いですね！ (2013年11月13日 6時) (レス) id: 7d061ba337 (このIDを非表示/違反報告)
(´∀`結実(プロフ) - 文月さん» ありがとうございます!!…初コメ…感動です!!これからもこの小説を好きでいてください(´`*) (2013年11月6日 21時) (レス) id: c823c37316 (このIDを非表示/違反報告)
文月 - 更新頑張ってください!!はい。応援してます。大好きです(( (2013年11月6日 21時) (レス) id: c5f7ff2c99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結実 | 作成日時：2013年10月14日 11時
