前世歌い手少女はヒーローになる (ページ21)

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19 入試会場ページ21

中国で発光する赤子が誕生した。それから紆余曲折あり現在の個性社会が誕生した。これは一人の少年が最高のヒーローになる物語ではなく、歌い手少女の歩く道のりをほんの一部記録した物語。はじまりはじまり！

あれから13年経った。
私は今雄英高校の入試会場にいる。色々なことがあったなぁと振り返る・・・
１,２分ぼーっとしていると「大丈夫？」と訊かれ、とチャラそうな男の子に声を掛けられたので適当にいなして中に入る。

流石に超一流校のヒーロー科の入試会場だけに緊張感が漂っているが、まぁ私は余裕で合格出来るよう努力したので後はベストを尽くせば合格するだろうと思い席に座りイヤホンを付けて耳触りのいい音楽を選び目を閉じてリラックスする。
暫くすると勝手に説明が始まったので、片耳だけイヤホンを外して聞くが、要するに「個性を発揮して災害現場に対応しろ。」という事だったので後はぼーっとする。途中何かトラブルがあったみたいだったが、あれくらい自分で対処出来ないとヒーロー以前の問題だと思って、傍観した。まあ、案の定何とか先に進んだ。

まさか、某有名兄弟のゲームに例えるとは思わなかったが。

取り敢えず、合格出来るように頑張りますかね…

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