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10 運命の歯車1つ目 ページ12
主人公Side
私は、目の前で起きたことが信じられなかった。
いや、信じたくなかったというべきか。
私は、必死だった。
目の前で別の世界であっても、
両親が殺されたことに対して口を噤んで、
目の前の光景から目を逸らして、
この男に殺される程、ヤワではない。
絶対、許さない。
そう思った瞬間、不思議な感覚になった。
私は、この世界に来てから一度も歌らしい歌を歌うことはなかった。
それなのに、自然と何時も通りに息を吸って歌い始めた。
頭の中に曲が流れ始めて、それに合わせて歌いだす。
私が口ずさみ始めたのは、じんさんのアフターサイエンスだった。
歌い始めた途端、敵の様子がおかしくなった。
私は、口ずさみながら自分の体と頭がクリアになるのを感じた。
そのまま犯人に向かって跳躍した。
ラッキー歌い手さん
まふまふさん
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逢坂 - 初めてまして。作者の逢坂です。コメント・感想などよろしくお願いします。 (2017年11月25日 22時) (
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作者名：逢坂 | 作成日時：2017年7月31日 18時
