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「……アス君、意外と遅起きさんですかね？」
「どうだろう。」
「……んぁ…あれ……えっと……」
目が覚めたら目の前にイケメンがいた。
あ、まふ君の家に泊まったんだったっけ。
「もう12時だぞ。」
「はっ、ホントですか！？」
「なんか用事でもあった？」
「……放送……。」
「「ああ……w」」
そう。初めての生放送を今日するつもりだったのだ。
「僕らも本当は今日遊ぶ予定が……ね」
「そうだなぁ……もうこっち来るんじゃないか」
「え、やばいじゃないすか俺着替えます！！」
物陰で速攻着替える。
そうか、この2人も用事あったのか。
どうしようか。
「皆で放送するか。」
「あ、それいいですね！！皆に連絡しておきます！！」
「……メシ君もそれでいい？」
「……へっ？」
悪い奴らじゃないから大丈夫だと思うけど。と呟くそらるんを見ながらぽかーんとする。
「……別にいいですけど……皆さんは……」
「……何が？」
「俺みたいなのと放送とか……えっと……炎上……とか……」
「そんなことか。」
フッと鼻で笑われる。
「俺らがやりたいからいいんだよ。」
「そらるさん、皆もうそこまで来てるみたいです！放送も了解って！」
「わかったけど、とりあえず誰が来るか教えてやった方がいいんじゃないの？」
「あ、そうですね！アス君、浦島坂田船は知ってますよね？」
「知ってるも何も俺めっちゃファンです……」
「あ、それなら大丈夫か。皆楽しみにしてるっぽいから是非言ってあげてね！！」
まふくんはそう笑った。
いや、感動で挨拶さえ出来なさそうなんですけど……？
続く
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