さかうら『犬のふりした狼さん』 ページ2
坂｢うーらさん！遊ぼ〜ぜ〜！｣
ある日突然電話を掛けてきて、受話器越しにそう言ったのは坂田。
俺との関係は、まぁ…所謂､彼氏ってやつ｡
久々に会いたいな、なんて思ってたから、俺は迷わずOKした。
浦｢別に、良いけど…｣
坂｢じゃ、俺がうらさん家行くわ！待ってて！｣
そう言って坂田は電話を切る。
相も変わらずまた愛想のない返事をしてしまったと、部屋で一人後悔する。
勿論、坂田の事は好きだ。
あの明るい笑顔とか、子供っぽいとことかも含めて好きだ。
けど、いざ本人を目の前にすると、どうしても素直になれない。
そうこう考えている内に、家のインターフォンが鳴った。
浦｢はーい。｣
坂｢うらさん！久しぶりやね！｣
ドアを開けると、いつもの笑顔の坂田。
…ちょっとキュンとしたとかは、絶対言ってやらない。
リビングに坂田を通して、お茶を淹れにキッチンへ向かおうとした。
坂｢うらさん？どこ行くん？｣
すると坂田が荷物を置きながら、少し不満そうに此方を見る。
浦｢え？どこって、キッチンだけど…？｣
坂｢だーめ、うらさん、ここ来て？｣
胡座をかいて、ポンポンと自分の膝を叩く坂田。
少し恥ずかしかったけれど、言われた通りに坂田の膝の上に出来るだけ体重を掛けないように座る。
だって、久々だし…少し甘えてみるのも良いかなって思ったから。
坂｢ん…うらさんの匂い、久々。｣
坂田は俺を抱きしめて、髪の匂いを嗅いでる。
そんな坂田は、なんだか犬みたいだ。
浦｢や､やめろって…恥ずかしいだろ、ばかぁ…。｣
顔が赤くなっていくのが自分自身でも分かって、俯いて坂田から顔を逸らす。
坂田はそんなのお構いなしに、俺の顎を掴んでキスをしてきた。
坂｢ん…うらさん､すき…。｣
浦｢っん…ふ、さかたぁ…。｣
苦しくなって、坂田の胸板をとんとん叩くと、坂田はゆっくり口を離してくれた。
坂｢うらさん、可愛い…。ね、今日さ…してもええ？｣
耳と尻尾が見えるんじゃないかってくらいの上目使いをしてくる坂田。
浦｢…ここまでしといて、そんなこと聞くなよ…。｣
そう言って坂田に抱きついたら、坂田は目の色を変えて
坂｢…明日、動けなくなったら…ごめんな？｣
『犬のふりした狼さん』
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取り敢えず1話だけ書きました！
お気に召さなかったら申し訳ありません…
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nana(プロフ) - 結月さん» コメントありがとうございます！気に入っていただけたのなら嬉しいです(^o^) (2018年5月20日 23時) (
レス) id: c4e81fb3b3 (このIDを非表示/違反報告)
結月(プロフ) - しまうら最近めちゃんこ好きなんです！ありがとうございます！美味しかったです！((!? (2018年5月20日 21時) (レス) id: 562106fa7a (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - まにさん» 了解しました！やってみます、リクエストありがとうございました！ (2018年5月5日 15時) (レス) id: c4e81fb3b3 (このIDを非表示/違反報告)
まに - まふそらヤバい・・・///リクエストです。うらそらで、ツンデレうらたさんに純粋そらるさんが甘える的なのお願いします！ (2018年5月5日 15時) (レス) id: aabe5eda66 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - えりかさん» リクエストありがとうございます！luzくんはあまり書いたことがないので、口調がおかしくなったらごめんなさい！なるべくはやく仕上げますので、少々お待ち下さい！ (2018年4月22日 14時) (レス) id: c4e81fb3b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nana | 作成日時：2018年4月7日 21時
