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《御堂筋side》
今日はAちゃんと一緒に母さんの病院に来た
さっきからちょい緊張するわ、、、
『なんや、緊張するな、?』
「じ、自分の母さんに緊張なんかする必要あらへんわッ、、、!」
僕は病室のドアを開けた
母さんは窓の外を眺めていて、僕らが部屋に入るとこちらを向いた
「母さん。連れてきたで、」
前より少し窶れた母さんがこちらを向くなりニコリとして
「あら〜ホンマに来てくれたんやねぇ、、、よう来たな〜」
「Aちゃんも会ってみたい言うたんや、」
「そうなんやね、あなたがAちゃんな。」
『はい!速水Aです!』
「翔と仲良うしてくれてはるんやろ?おおきになぁ、、、」
「いえ!、、、それよりお身体の方はどないですか??」
『今日は調子ええんよ。』
「そうなんですね。良かったです、!」
「じゃあ早速お話聞かせてや」
「昨日、学校でな、、、〜」
、
「なんや、、、もうこんな時間や。暗うなる前に帰りや、?」
『あっ!それじゃあ、そろそろお暇します!!』
「、、、」
「また来てなぁ。Aちゃん。ちょっと」
母さんはAちゃんに手招きした
するとAちゃんの髪を撫でながら
「翔を。うちの子をよろしゅうなぁ、、、不器用やけどええ子やさかい、」
!!
ちょお、何言うて、、、
『分かってます!』
!?
『こちらこそ仲良うさせてもろうて嬉しいんです。またここに来させてください!』
「ふふっ笑 来てくれるんなら嬉しいわぁ、、、」
「Aちゃん、!帰るでッ!母さん、また来るわ、、、」
なんか急に恥ずかしゅうなった
『あ、おん!失礼します!』
静かに手を振ってくれた母さん
病室を出た後Aちゃんが
『みどくんのお母さん美人でええ人やね!』
「せやろ、、、!」
、
《???side》
あの夏休み間、ボクらはほぼ毎日病院へ行った
午前中はボクんちで宿題して、午後からは母さんの所へ
このルーティンがあの頃のボクは楽しゅうて楽しゅうて仕方がなかったんや
今考えたら、その辺りからAチャンの事が好きやったんやないかと思う
でも、そんな楽しい日々はそう、長くは続かんかったんや
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翔菜(プロフ) - Woharuさん» みどくんも男の子デス。とても健全なw (2022年5月8日 1時) (レス) id: 288501894e (このIDを非表示/違反報告)
Woharu(プロフ) - なるほどぉ!健全な男子高校生!!www (2022年5月8日 1時) (レス) @page30 id: 3d7dba65f9 (このIDを非表示/違反報告)
翔菜(プロフ) - Woharuさん» あっ!笑 ありがとうございます(*^^*) (2022年3月13日 11時) (レス) id: 288501894e (このIDを非表示/違反報告)
Woharu(プロフ) - 良い展開になってきたねー!ミドくんがぁ嫉妬ぉぉ❤️ (2022年3月13日 1時) (レス) id: 44ad5b70ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翔菜 | 作成日時:2021年11月4日 22時