御堂筋翔の初恋奮闘記【弱虫ペダル】 (ページ21)

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Aside》

今日は入部してから初の部活の日

帰りのHR終わらせて教室を出ようとしたら、

「ボクゥ、職員室ｩ行かなあかんから先行っといてや」

『了解。何から始めとこか？』

すると、みどくんは紙を渡してきて

「これに書いてある通りに進めて、多分休憩後ぐらいにそっち行けるわ」

『ほな、先行っとくわ』

「よろしゅう」

『んー』

みどくんと別れて部室を目指す

あー、なんでやろ

なんか緊張するわ

まぁ、初っ端からぶっ飛ばしてもうたし怖がることあらへんわ

そう考えているうちに部室前についた

ひと呼吸おいてドアノブをひねる

『､､､失礼します』

入った瞬間
部屋の空気が静まり返ったのが分かった

顔を伏せて歩き、ホワイトボードに練習メニューを書いていく

「あ、よ、よう来てくれたなぁ！」

声がする方を振り返ると、元エースくんの石垣さんがおった

そして周りが小声で

「や、やめときて石やん､､､！」

「石垣さん、！」

気ぃを使ったんやろか

いらん気を､､､

でも、あんな態度とった自分に話しかけてくれはるなんて思わへんかったわ

『､､､どうも、』

会釈だけしてホワイトボードに目を移す

要らん感情は作ったらあかん

みどくんがこのチームがインハイで優勝するには必要ない関係は持つべきやない

そう言い聞かせた

でも、

「は、やみ､､､速水やったよな？､､､御堂筋、とは仲がええんやな､､､！」

振り返るのが面倒くさくなってそのまま

『まぁ、そうですね』

「､､､今日、御堂筋は、？」

少し振り返って

『急用で職員室に。先に始めるよう言われてます。皆さんお揃いの様なので3分後から始めます。準備お願いします。』

そう一瞥すると流石の石垣さんも黙った

周りは言わんこっちゃないって感じやな

別にかまへん、

3分後、言った通りに練習を開始した

みどくん早うこんかな､､､