御堂筋翔の初恋奮闘記【弱虫ペダル】

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《Aside》


部活見学の時間だけあって、校内は物凄く賑わってた

外にある自転車部の部室に行くだけで何回も勧誘された



そして部室が近づいてきたら、ドアに張り紙がされてあるのが見えた

『なになに？』



〈来てくれた新入生へ 自転車競技部は本日ミーティングにつき、部活動見学を行っておりません。体験入部期間の明日から4月〇日までは､､､〜〉




『あらぁ、今日やってないんやって』

「やってないんやったらしゃーないな。帰ろか」

『せやね』



踵を返して前を歩き出すみどくん。それについて行って話しかける


『なぁなぁ、今日みどくんちで夕飯ご馳走になることになっとるから夕飯までみどくんち居ってええ？』

「はァ？何でうちで食べんの」


『今日叔父さん仕事早上がりの日やろ？まだこっちに帰ってきてから挨拶出来てへんねん。せやから、そのついでに夕飯どう？って。叔母さんが』

「なァんでキミがおじさんの仕事事情知ってはるの､､､」


みどくんは少し呆れ気味に反応して愛車に跨った


『まぁまぁ､､､そう言うことやから、後、部活について話そうやどうせまた目標とか書かんとあかんのんやろ』

「目標､､､ﾌﾟｯｸﾌﾌﾌ､､､せやなァ」




、




「ただいま帰りました」

『お邪魔します！』


「お帰り〜部活どやった？」


「自転車部は今日やってませんでした」

『やから明日行きます！』


「そうなんやね。手ぇ洗ったら離に行くんやろ？お菓子持っていこか？」

『もぉ〜叔母さんもう子供やないんやから〜笑』

「(馴染むの早すぎやろ)」

「いややなぁ〜2人とも私にとったらいつまでも可愛い子供やよ〜」


「じゃあ、失礼します」

『失礼します』

「おん！ゆっくりしていってな」


離へと続く庭を通り抜け、みどくんの部屋である離に入った



『うわっ！変わってへんなぁ､､､こことかそのまんまやんか』

「あんま触らんといて」


『ごめんごめん』


小学生の頃と同じ場所に座って向かい合う



『みどくんのことやから目標とかあるんやろ？､､､聞かせてもらおか』


みどくんは徐に口をパカッと開いて


「目標､､､？そんなやっすいもんやないわ」




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