御堂筋翔の初恋奮闘記【弱虫ペダル】 (ページ18)

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《岸神side》

『でっか！』

「相変わらずの豪邸やね」

速水さんのオーバーリアクションを横目に裏口へ案内した

「こちらです。少し段差があるので気をつけてくださ､､､『あッ､､､』

その段差に速水さんがつまづいてしまった

僕は咄嗟に手を伸ばし、速水さんのお腹と腕を掴んだ

「大丈夫ですか？､､､ッ！？」

その時今まで感じたことの無い感覚を感じた

女性らしい丸みを帯びた柔らかな肉質

それも駄肉のようなものではなく触り心地の良い感触だった

普通の服の上からでもわかるような

程よく鍛えられた腹筋

少し発達した腕の筋肉

何かスポーツをされていたのだろうか

どれも御堂筋さんの筋肉には及ばないはずなのに何故か求めたくなるような心地良さ

一言で表すと"可憐"だと思う

確かめたい

この感触・感覚の正体を！

僕は本能的にそのお腹と腕を揉み、確かめるように触った

『ﾋｬｯ！あッ､､､ちょっ岸神くん！？こそばゆいぃ､､､』

(ｿﾞｸｯ)

何だ、今の、？

「おい小鞠。やめぇ」

そこで僕は我に返った

「ハッ､､､！？すみません。僕としたことが、あまりにも可憐(な筋肉)でしたので､､､すみません。」

「かッ､､､！？」

『え、あぁ､､､ええよ、？ちょっとこそばゆかったけど、』

「いいんですか！？ではもう一度触っても､､､？」

「ダメや」

御堂筋さんが柄にもなく声を張った

「この子ォには触ったらあかん。」

あぁ、

そういう事ですか

好き、なんですね

速水さん、いや、Aさんの事が本気で

ふふ笑面白い。

「それはすみませんでした笑あ、どうぞ中へ」

僕は気を取り直すように家の中へ招いた