屑代表が九人 ページ10
「あの砲台は避ければいいとして、、氷を操れるなら厄介だぞ。ここは一面氷だ。どうする轟。」
「クソッ、、！」
荒い息を繰り返す焦凍
炎を使うべき場面だ
兄もそう言いたいのだろう、だが、、、
「俺は、、！親父の力なんて使わず一位になる、、！」
「何か言ったか？」
「いや、俺に考えがある」
一度冷静になった焦凍は考えた
自身が障子を背負い足から氷を出して進む
スピードも出せるし何より自分の出した氷しか操れない零兄にはこれが一番だ
「行くぞ」
「あぁ」
びゅんっとまあまあな速さで階段に一直線に向かう
ふと氷が蠢いてこちらを狙う
危機一髪避けたがどんどんと狙ってくる氷
「しまッ、、！」
とうとう氷が障子の足を捉えた
そこを中心に広がっていく氷
「チッ、先にいけ！轟！」
即座に判断した障子は轟を階段に投げ飛ばす
「っなん、、！」
「この建物は三階建てで二階は炎だ！！
お前の氷で乗り切れる！
核がある場所を炎で守るとは考えにくいだろ！！
三階にある核を回収できんのはお前だけだ！轟！」
「ックソッ、、！」
そんなことはとうにわかっていた
だが＿＿＿
一方その頃＿＿
「うーん。ここは二人で切り抜ける予定だったのになぁ
まぁその分次のゾーンの通過時間が早くなるのか」
想像より弱かったな、あの複製くん
戦えず、焦凍だよりか
だけど判断力は良かったな
あの個性だ、人一人投げられる程の腕力も申し分無かったし、、
二階はただ炎が燃えているだけであって操ったりはしていない
ただし、あの炎は簡単には消すことが出来ない
まあ通り抜けるのが得策だ
焦凍もそれを選んだ
三階到達か、、
「そろそろかな」
三階に来てみるとこれまでのように炎が燃え盛っているわけでも氷で一面覆われている訳ではなく、至って普通の空間が広がっていた
少々拍子抜けしながらも、大方、一階や二階のトラップで落ちると思っていたのだろうと考えた
舐めてもらっては困る
現に1人にはなったがここまで到達しているのだから
警戒は怠らず部屋を一つずつ見ていけば、扉の開かない部屋が一つだけあった
恐らく核のある部屋だと思い、慎重に個性を使いこじ開ける
そこには何も無かった
床にも壁にも、ましてや天井にまで氷が張り巡らされてるにも関わらず襲ってくる気配はない
そこでようやく気づいた
炎と氷、動いたのは一階だけなことに
そして恐らく兄さんは最初からこの状況を作ろうとしていたのだということに
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美園(プロフ) - とても面白いです。海楼石果たしてどこから…続きたのしみでわくわくです (12月27日 8時) (
レス) id: 02362bd30a (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - あんまりワンピースとヒロアカのクロスオーバー小説って無いのでとてもありがたいです!!!しかもめちゃおもろい…これからの話が楽しみになってきます!!!更新楽しみにしています!!!✨ (9月30日 16時) (レス) id: f18589988d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいすあんどらいす | 作成日時：2023年1月18日 18時
