最後の歌【オリジナル小説】 (ページ8)

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8話最高のプリンページ8

次の日雫はいつも通り元気だった

それこそうるさいってくらいに

いつも通り俺を見送った

最初は信じられなかったが一緒に過ごして言って雫との生活が徐々に当たり前になっている

妹ができたみたいで今の俺はさほど嫌じゃない時間だ

そうだ、今日は俺のぶんもプリン買っていこう

きっと一緒に食べるとあいつも喜ぶだろう

今日も元気に社畜をし残業までこなした俺は見慣れてきたアパートの階段を上り鍵を回しドアを開ける

雫｢梓っ！！おかえり！！…くんくん…プリンを察知！！｣

梓｢どんな嗅覚だよ｣

靴を脱ぎ着替え弁当とプリンを机の上に置いた

はよ寄越せと言わんばかりに机の周りをドタドタ回る雫

お願いだからやめて欲しい(近所迷惑)

雫｢プリン2個！！｣

梓｢違う、一つは俺のだ。｣

一つ取り上げると雫は少し驚いた顔を浮かべた

梓｢1人で食べるより2人の方が上手いだろ、食べ物っていうのは｣

そういうとﾊﾟｧｯと笑顔になり大きく頷いた

ほんと、デケェ妹ができたみたいだ。

不思議と他人な気がしないのは何故だろうか。

2人で食べたプリンは甘くてカラメルは少し苦くて凄く美味かった

___その日以来雫は俺の目の前から姿を消した。

何も残さずに…