いちにちだけの物語。『名前変換・オリジナル』 (ページ16)

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14話ページ16

とんとん。

私がノックすると少し間を開けてから部屋のドアが開いた。

そして。

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たくや「誕生日おめでとう！！」

たくやがいきなり出ていた。

結衣「わぁΣ」

いきなりだったからとっても驚いた。

だから、しりもちをついてしまった。

たくや「大丈夫か？」

たくやは私に手を差し伸べた。

私は手を借りて立ち上がった。

そして、2人でたくやの部屋に入った。

たくや「そこに座ってて」

たくやの言った通り私はベッドの上に座った。

たくやは何やら、机の上から大きな紙袋を持ってきた。

あれは、昨日たくやが電車の中で持ってたやつとそっくり。

その紙袋を私の隣に置いてたくやは私の前に立った。

たくや「まず、ごめん!!」

たくやは土下座して謝ってきた。

結衣「たくや…」

たくや「マジごめん!!昨日のメールはマジ悪かった!!ホントに許してくれ!!」

結衣「うん。いいよ」

たくや「さんきゅ!!!」

たくやは私を抱きしめた。

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たくや「それでな、俺から誕生日プレゼントがある」

たくやは私から離れて紙袋を私に渡した。

結衣「これは…？」

私は尋ねる。

たくや「開けてみな」

結衣「うん」

私は、紙袋をじーっとみつめる。

それにしても、ものすごくおっきい。

私は紙袋の中をのぞいた。

―――!

中に入っていたのは茶色い入れ物に入ったギターだった。

結衣「ギター?!」

たくや「結衣、昔からこの楽器好きだっただろ？」

結衣「うん」

私は、ギターを紙袋から出した。

す、すごい。

カバーしか見てないけどこのカバーなかなかすごいものだよ？

私は、カバーを開けて中のギターを取り出した。

?!

いやいや、こんなものどこから持ってきたの。

なにこれ。

これって、マニアの中では結構名の知れたギターじゃない。

本当に一体こんなものどこから…。

たくや「どう、気に入った？」

結衣「うん!!ありがと、たくや!!」

今度は私から抱き着いた。

たくや「ど、どういたしまして」