50話 ページ50
「うわあああん･･･」
朝早い時間で人が少ないとは言え、数少ない通りすがりの人にギョッと見られた。
近所迷惑になるのも分かっていた。
でも、
それでも泣きやもうとすればするほど涙が溢れてきた。
もう走っていないのに呼吸もままならなくて、どうしようもなく辛い。
暫く泣いていれば歯はガタガタしてきて、体も震えてきた。
カチカチっ
と音がなって、恥ずかしくて抱きしめるように体に両手を回すが、止まらない。
そして私は思ったのだ＿＿＿
＿＿＿どうしようもなく自分が嫌いだ＿＿＿＿
と。
昔から凄く嫌いだった。
何をしても否定されて、認めてもらえなくて･･･
努力をしようとしても三日坊主になるような怠惰な性格で･･･
見た目も、中身も、全部が全部、
許せなかった。
でも中学生の頃には良い友達や後輩に恵まれたし、高校でもそうであった。
ただ･･･＿＿＿
ふとした時に自分を転したくなるような、そんな気分になるのだ。
私だって人間だから中学、高校生時代に嫌いな人の1人や2人はいた。
でもその人達よりも自分が嫌いになる事が多々あった。
大学生になってその自虐の様な事も減ってきてはあった。
MANNKAIカンパニーに入ることも出来たし、自分の場所ができた、という様であった。
それなのに何故･･･今になって･･････
＿
溢れ出てくる気持ちを抑えようと必死になればなるほど自分を貶す言葉が出てきた。
もうどうしようもなくなって
とりあえず寮に戻ろうと、
泣きながら歩いた。
道を歩いていると日が昇っていた。
キラキラと道を照らしながら昇る太陽は私の心を締め付けた。
タイミング悪すぎ･･･
泣き腫らした目を大きく開けようと目に神経を集中させた。
すると
心なしか
太陽を背に
あの人がこちらに向かって来てる様な気がした。
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まきのん♪(プロフ) - 続編作ってください！お願いします！ (2018年2月12日 0時) (
レス) id: dd4c972d72 (このIDを非表示/違反報告)
姫桜(プロフ) - この作品とても大好きなので続編お願いします！！ (2018年2月11日 20時) (レス) id: 7d352ba43a (このIDを非表示/違反報告)
菜雪(プロフ) - 続編を作って頂けるのならば、作って欲しいです！ (2018年2月11日 18時) (レス) id: ca84b4ff55 (このIDを非表示/違反報告)
零 - いつも更新される度に読ませてもらってます! 是非続編の方をお願いします! (2018年2月6日 12時) (レス) id: 8419ddaaac (このIDを非表示/違反報告)
らぐらす(プロフ) - 夏月さん» ありがとうございます！チーターになれるように頑張りますね！ (2017年12月19日 23時) (レス) id: 1e5c024882 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぐらす | 作成日時：2017年11月2日 1時
