番外編 ページ41
「今日は24日!今日もいい朝だな!」
日めくりカレンダーを見ながら伸びをする臣。
日曜日の臣は今日も今日とて朝ごはんを求める劇団員の為に腕を振るう。
「明日はくり・・・ってどうした!?A!」
臣は部屋の隅で三角座りをするAに声をかけた。
「に、にじゅっ、にじゅうごにち・・・?あしあし、明日は、にじゅう、ごにちちちち。・・・く、くりす、くり、くりり、くりすますます??????」
「え、どうしたんだよ」
「明日、は、く、かりすっ・・・クリスマ・・・す・・・」
「A、落ち着け?」
あまりの動揺っぷりに臣にまでその動揺が移りそうであった。
その後綴が来てなんとか落ち着いた。
「ほら、吸って?吐いて?」
「すぅー」
だが臣の言う通りに深呼吸を始めるも・・・
「すぅー、はぁー、すぅー、すぅー、すぅ・・・ぁ、・・・・・・!・・・・・・はぁ、はぁ、はぁ」
「いや、なんで吸って、吐いて、吸って、吸って・・・なんだよ!!?」
綴の言う通りになり、更に悪化。
_
悪化してから数分後・・・立花いづみという名の女神により場は収まった。
「で、何があったんだ?」
ソファで三角座りをしながらココアを飲むAに臣が隣から優しく問うた。
「・・・明日なんて来なければ良いのに・・・・・・」
「ええ!?」
「もう本当に嫌です。無理です。嫌いです。明日本当に来ないで。明日なんて爆発してしまえば・・・」
「Aちゃんんんん!帰ってきてえええ!」
Aの言うことに意味がわからず、ただただAをあやす、臣、綴、いづみ。
(明日、明日・・・。確か25日・・・だったか?・・・そういえば明日といえば)
「クリスマスだな!あし・・・た・・・」
「うわあああああああああん!」
臣に被せる様にAは大号泣。
「えええええ」
「じゃあ、まさか・・・Aがこんなになってるのって明日がクリスマ・・・」
「やめて!その名前を口に出しては駄目!!」
「ええええ!」
取り乱すAに皆大混乱。
「クリスマスなんて大嫌い。なんだよクソップル共がイチャイチャコラコラしやがってよお・・・。ふざけんなよ!?そんなやつら、この冬で大体破局するからな!!??」
「荒み方が凄まじいな!」
でもAには至さんがいるのでは・・・
そう思うがなんとなく口に出さない綴。
「そういえば至さん、明日の朝から夜まで仕事だっけ」
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まきのん♪(プロフ) - 続編作ってください!お願いします! (2018年2月12日 0時) (レス) id: dd4c972d72 (このIDを非表示/違反報告)
姫桜(プロフ) - この作品とても大好きなので続編お願いします!! (2018年2月11日 20時) (レス) id: 7d352ba43a (このIDを非表示/違反報告)
菜雪(プロフ) - 続編を作って頂けるのならば、作って欲しいです! (2018年2月11日 18時) (レス) id: ca84b4ff55 (このIDを非表示/違反報告)
零 - いつも更新される度に読ませてもらってます! 是非続編の方をお願いします! (2018年2月6日 12時) (レス) id: 8419ddaaac (このIDを非表示/違反報告)
らぐらす(プロフ) - 夏月さん» ありがとうございます!チーターになれるように頑張りますね! (2017年12月19日 23時) (レス) id: 1e5c024882 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らぐらす | 作成日時:2017年11月2日 1時