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29話 ページ32

大学が終わり寮に戻った。



部屋に入って携帯を見ると、至さんから帰ったら部屋に来て欲しいとメッセージがきていた。



何の話だろ?またゲーム実況かな?




とりあえず行くか。と荷物を置いて私は至さんの部屋に向かった。




_



Aが至の部屋に入ると至はスマホから顔をあげた。



珍しくスタジャンを着ていなければ前髪も上げていなかった。
Aは謎に思いながらも至に近づいた。




「どうしたんですか?」

「ちょっと確認したい事があってさ。」
にこりと笑って言う至にAは安堵を覚えた。




「確認したい事、ですか?」
「うん。」


至は一息置くと話し始めた。




「A、白石純くんとやけに仲良いなって。」

「そうですか?でも中学からの中なので、当たり前かもですね!」

「当たり前、ね」



至の顔に陰りができる。



私は何か地雷を踏んだのか・・・?



至の雰囲気からAは少し後ずさった。



「どうしたんですか、至さん。様子おかしくないですか?」

思わず声が震えたA。



「おかしいか・・・」
ぽそりと呟いた至は椅子から立つとAに1歩近づいた。



「っ」

反射的にもう1歩後ずさるA。






「!」

近づいて、後ずさって、を繰り返してるウチに気づけば後ろは壁。





アッ終わったな、これ。



Aは心の中で辞世の句を読み始めそうだった。
それ程までに至の様子がおかしかったからだ。









至は一気に近づくとAにキスを落とした。


「えっ・・・あ、」




いきなりの事に反応できず至のキスを受け入れるA。





(可愛い。ほんと、そそられる。)




「んっ、・・・ぁ、やっ」



チュッ、チュッと口が重なるだけのキス。








それだけでAの至によって開発された体はぴくぴくと反応を示していった。







「・・・ぁっ、んくぅ、んっんっ」



もっと、もっと先にいきたい・・・そう思い始めた時、至は口を離した。



「ぷはっ・・・はっ、はっ・・・・・・?」





どうして口を離したのかと問おうと至を見たAは手首に違和感を感じた。




不思議に思って手を見れば両手とも上で固定されていた。



至のキスに夢中になっていて気づかなかった。






(私これからどうなるの?)





これまで至と体を重ねて来た時と違う事に戸惑いを隠せない。





Aに不安が募っていった。






_
ちょっと本気でテス勉します!
更新遅れます!

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まきのん♪(プロフ) - 続編作ってください!お願いします! (2018年2月12日 0時) (レス) id: dd4c972d72 (このIDを非表示/違反報告)
姫桜(プロフ) - この作品とても大好きなので続編お願いします!! (2018年2月11日 20時) (レス) id: 7d352ba43a (このIDを非表示/違反報告)
菜雪(プロフ) - 続編を作って頂けるのならば、作って欲しいです! (2018年2月11日 18時) (レス) id: ca84b4ff55 (このIDを非表示/違反報告)
- いつも更新される度に読ませてもらってます! 是非続編の方をお願いします! (2018年2月6日 12時) (レス) id: 8419ddaaac (このIDを非表示/違反報告)
らぐらす(プロフ) - 夏月さん» ありがとうございます!チーターになれるように頑張りますね! (2017年12月19日 23時) (レス) id: 1e5c024882 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らぐらす | 作成日時:2017年11月2日 1時

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