21話 ページ23
「おっ、この棚、鍵が掛かってる・・・。探してみるか・・・。」
脱出ホラゲのノリで部屋を探索。
するとAの机の上に変わった柄の箱らしきものが置いてあった。
箱(仮)は蓋はなく、何処か開けられる取っ手も着いていなかった。
(まじでゲームみたいだな。)
取り敢えずこの箱(仮)は保留。
他を探してみるか。
_
「箱以外の目ぼしい物が見つからない・・・オワタ」
箱(仮)を開けるしかないのか・・・。
(でも何処かで見たような希ガス。何処だっけ。・・・万里にでも聞いてみるか。)
万里にLIMEを送ると直ぐに返信が来た。
『あーなんでしたっけそれ』
『名前が出そうで出てこないっすね』
と来た。っち。使えねえな。
画面を思い切り睨みつけると偶然か、もう1件万里からメッセージが送られてきた。
『クラスメイトに聞いたら分かりました!』
『意外と聞いてみるもんですね!』
「分かったから答えはよ。」
普通にスマホに喋りかける変な成人男性だけどそこは気にしない。
『箱根細工っすわ』
「あーなんか社員が言ってた希ガス。まぁいいや。開け方をグーグル先生教えて下さいっと。」
言いながらSaf〇riを開いて調べた。
へー、回数で分かれてるんだ。適当にやってみるか。
_
っしゃ!空いた!
考えれば結構単純な作りかもしれない。
早速中を覗いてみると・・・
「何も無い・・・。」
?でもこれを開ける時に中から、カラカラと音が聞こえたからある筈だ。
そう思って本体と蓋を見比べた時、微かに蓋から、からっという音が聞こえた。
「なる」
そのまま蓋を開けようとするがどうにも開けられない。
・・・こっちも調べるか。
調べてみるとこれは12回で開くもので、これの名前は『箱根細工 12+1』であった。
+1は蓋という意味であった。
蓋の台らしき部分に爪を引っ掛けて上に開けようと試みるも開かなかったが、どうやらこれは1部をズラす、というものであった。
「そうとうこの棚の中を見られたくないのか」
そう思うとワクテカしてくる。
蓋から鍵を取り出し、棚に指す。適当に捻ってみると
カチャ
「!ビンゴ」
やっと棚が開けれた。ここまでの道のりが長かった・・・。
何が入っているんだ?疲れたんだからそれ相応の物が見たい。
そう思いながら俺はAの棚を開けた_____
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まきのん♪(プロフ) - 続編作ってください!お願いします! (2018年2月12日 0時) (レス) id: dd4c972d72 (このIDを非表示/違反報告)
姫桜(プロフ) - この作品とても大好きなので続編お願いします!! (2018年2月11日 20時) (レス) id: 7d352ba43a (このIDを非表示/違反報告)
菜雪(プロフ) - 続編を作って頂けるのならば、作って欲しいです! (2018年2月11日 18時) (レス) id: ca84b4ff55 (このIDを非表示/違反報告)
零 - いつも更新される度に読ませてもらってます! 是非続編の方をお願いします! (2018年2月6日 12時) (レス) id: 8419ddaaac (このIDを非表示/違反報告)
らぐらす(プロフ) - 夏月さん» ありがとうございます!チーターになれるように頑張りますね! (2017年12月19日 23時) (レス) id: 1e5c024882 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らぐらす | 作成日時:2017年11月2日 1時