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19話(綴) ページ21






携帯を弄っているとLIMEが来た。





LIMEは弟からのもので「ねーちゃんの曲聞いたよ」という旨のメッセージだった。





「って私の曲聞いた!!!??」





身内に聞かれるの凄く恥ずかしいっつーか先ず私弟に歌い手である事自体言ってない筈なんだけどな!!!???





「どうしたんだ?」





1人で悶々と考えていると綴くんがやってきた。




「いや、弟がさ」
「弟いたのか!!」
「えっ、うん。言わなかったっけ?」
「聞いてない!」




まじか。言ったものだと思ってた。




「何人兄弟なんだ?」
「6人兄弟」
「結構多いな。」
「綴くんもだよね」
「ああ、10人兄弟だよ」
「えっ!すご!」





本人は普通に言ってるけど10人とかやば。




「Aは何番目?」
「2番目。上に兄貴が1人と下に弟3人と妹1人」
「そうなのか!」
「うん。綴くんは?」



私が問うと綴くんは凄く疲れた顔で



「上から3番目。全員男だよ・・・。」



とため息混じりに答えた。



「あれだよね。長男より上から2番目とか3番目の方が大変だよね。」
「・・・!分かってくれるのか!」
「うん!自由で放浪癖のある兄貴に、元気過ぎる弟、思春期真っ只中で生意気な弟、お転婆な妹、目を離すと直ぐに何処かに行く弟・・・。考えただけでなんか倒れそう・・・。」




やばい、家が心配になってきた。




「大変そうだな・・・。」
「はぁ・・・。・・・でも綴くんも大変だと思うよ。私以上に弟がいるんだもん。」
「まぁ・・・はは。」




げっそりしてるよ・・・。お互い苦労するなぁ・・・。





「A、親は?」
「世界中飛び回ってるよ・・・。使用人はいるけど弟達が中々懐かないし・・・何時も私が面倒見てて・・・。使用人もお金で雇ってるけど実質はスラムとかの貧困層から連れてきた若い子達だから、寧ろこっちがお世話してるくらい。妹が更に増えたみたいに・・・ははっ。家がそれなりに広いから掃除も使用人数人と私だけど、ほぼ私がやってたし・・・。それと」
「分かった、もういい。」




おっと。嘆息の様に色々愚痴ってしまった。





「ごめんね、こんな話」
「全然大丈夫だよ。それより使用人ってすげぇな!?」
「凄くないよ・・・。普通にいるっしょ」
「いねぇよ!Aの両親何やってるんだよ!??」
「えー?私も分かんない」
「えー・・・。」




よくよく考えれば何しているんだう、家の親は・・・。

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まきのん♪(プロフ) - 続編作ってください!お願いします! (2018年2月12日 0時) (レス) id: dd4c972d72 (このIDを非表示/違反報告)
姫桜(プロフ) - この作品とても大好きなので続編お願いします!! (2018年2月11日 20時) (レス) id: 7d352ba43a (このIDを非表示/違反報告)
菜雪(プロフ) - 続編を作って頂けるのならば、作って欲しいです! (2018年2月11日 18時) (レス) id: ca84b4ff55 (このIDを非表示/違反報告)
- いつも更新される度に読ませてもらってます! 是非続編の方をお願いします! (2018年2月6日 12時) (レス) id: 8419ddaaac (このIDを非表示/違反報告)
らぐらす(プロフ) - 夏月さん» ありがとうございます!チーターになれるように頑張りますね! (2017年12月19日 23時) (レス) id: 1e5c024882 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らぐらす | 作成日時:2017年11月2日 1時

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