検索窓
今日:12 hit、昨日:6 hit、合計:50,215 hit

17話(丞) ページ19






今日は平日だけど大学は休み。




10:00位に起きて寝ぼけながら洗面台へ向かう。




なんとなく、な気分で体重計に乗ってみた。




すると





「・・・」




言葉も出ない位太ってました。




確かに最近お菓子作ったり、十座くんと食べに行ったり・・・って感じだったけどここまで太るか!!!??





やばい、やばいぞこれは。運動せねば。





頭を抱えて、運動って何すれば良いんだあああああ!と叫びながら走る私。





皆用事でいないから騒いでも大丈夫。





と、思っていたのだが





「A・・・?何をやっている?」
「え!!・・・あっ、丞さ・・・ん」




名前を呼ぶ時に今のが見られたらと思い、無性に恥ずかしくなった。





_



「で、何があったんだ?俺でよければ聞くぞ」
「あ、ありがとうございます。でも大丈夫です、大した事じゃないんで。」





大した事だけどな。




「A、わかりやすいぞ。大した事なんだろ。」





丞さんはそう言うと私の頭にぽんと手を置き、





「話すくらいはできるだろ?何でも良いから言ってみろ」




と言った。





きゃー、イケメン。





_



「えーーーっとですね、非常に言い難いんですが、太りましてですね・・・」
「・・・」




あああちょっと黙らないで下さいます!!!!??怖いんですが!!?ていうかナチュラルに傷つきます!!!





「・・・丁度今から走ろうと思ってたんだが、Aも来るか?」
「・・・えっ・・・・・・あ、はい!行きます!」




丞さん優しいいいいいい




_




「はっ、はっ、はっ、はっ」



規則的に呼吸をする。




鼻で息を吸い、口から出す。




これを繰り返しながら丞さんについていく。





ざっと5km位走った所で丞さんは歩き始めた。
走った後は歩かないとやばいからだと思う。





「まだ行けますよ?」
「・・・意外と体力あるんだな」
「意外とって何ですか!!?」
「いや、すまない。」



なんか年めっちゃ離れてるけど兄弟みたいじゃない?
いいね、こんなお兄ちゃん。欲しいかも。




「運動、やっていたのか?」
「はい、一応・・・。中学から高校まで6年間。」
「部活か?」
「はい。」




私が運動している所が想像できないのか、丞さんはちょっと意外そうな、難しい様な顔をしていた。




「・・・何部だったんだ?」
「バレーボールクラブです」
「・・・」
「サッカーじゃなくて残念でした?」
「・・・まぁ。」

18話→←16話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (63 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
364人がお気に入り
設定タグ:A3! , 茅ヶ崎至
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まきのん♪(プロフ) - 続編作ってください!お願いします! (2018年2月12日 0時) (レス) id: dd4c972d72 (このIDを非表示/違反報告)
姫桜(プロフ) - この作品とても大好きなので続編お願いします!! (2018年2月11日 20時) (レス) id: 7d352ba43a (このIDを非表示/違反報告)
菜雪(プロフ) - 続編を作って頂けるのならば、作って欲しいです! (2018年2月11日 18時) (レス) id: ca84b4ff55 (このIDを非表示/違反報告)
- いつも更新される度に読ませてもらってます! 是非続編の方をお願いします! (2018年2月6日 12時) (レス) id: 8419ddaaac (このIDを非表示/違反報告)
らぐらす(プロフ) - 夏月さん» ありがとうございます!チーターになれるように頑張りますね! (2017年12月19日 23時) (レス) id: 1e5c024882 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:らぐらす | 作成日時:2017年11月2日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。