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11話 ページ13

季節も冬に近づいてきた、ある日のこと







「ああああああ寒いいいいいい」
「万里くんうざいよ」
「寒いから仕方ない」
「いやいやいや」




万里くんがさっきから寒い寒いと後ろから抱きついてくるのです。
別に嫌では無いんだけどね、なんかうざい。






するとガチャと至さんが入ってきた。
万里くんは危険を察知したのかパッと離れた。





「A、今日ゲームできる?」
「無理デース」
「何で?」
「新しいゲーム始めたんで」




ふふふふ最近新しいゲームをインストしたのよ
それが楽しくてね。ふふふふふふ。






「まじか。何入れたの?」
「F〇teです。」
「むしろ入れてなかったことに驚きだわ。」
「ずっと入れようか迷ってたんですけどねー」




なんか乖離性ミリオンア〇サーってのに似てるから思い出してやりたくなるのが嫌だったんですよ、




そう言うと至さんは





「ははっなんだそれ」




と笑った。





「Fat〇のデッキ、今こんな感じなんですけど、なんかアドバイスとかあります?」
「んー」





いやー先輩がいるっていいね。




そう思いながらアドバイスを聞いていると、またしても万里くんが後ろから抱きついてきた。






私達の話が長く、至さんがいなくならないために痺れを切らしたようだ。





「寒い・・・。」
「寒がりだねぇ、万里くんは。」




そう話しながらふと至さんを見ると、さっきまでの笑顔が消えて、真顔になっていた。





「ひっ」
「・・・」





いいい怖。怖すぎるわ。






「・・・パーカー切れば?????」





ひいいいい?の圧力えぐいいいい。つか





「マジレスやめて上げてください」
「だって本当の事じゃん。いつも着てるくせに着てないから。」
「だからってそんな」
「Aはもっと危機感を持て」
「ええええ」




こっちまで火の粉が・・・。





「・・・」


万里くんは抱きついたままこちらの会話を聞いていた。





「パーカー、至さんが汚して洗濯出してんじゃないすか」
「1枚しか持ってないのが悪い」





いやそれもそうだけど汚すのも駄目でしょ。





「万里くーん!パーカー洗い終わったよー!」





女神降臨。





綺麗になったパーカーを持ったいづみさんがこちらにやって来た。





「あああこれこれ。落ち着くー。」




万里くんはパーカーを着ると自分の部屋に消えていった。









とある寒い日の出来事であった。

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まきのん♪(プロフ) - 続編作ってください!お願いします! (2018年2月12日 0時) (レス) id: dd4c972d72 (このIDを非表示/違反報告)
姫桜(プロフ) - この作品とても大好きなので続編お願いします!! (2018年2月11日 20時) (レス) id: 7d352ba43a (このIDを非表示/違反報告)
菜雪(プロフ) - 続編を作って頂けるのならば、作って欲しいです! (2018年2月11日 18時) (レス) id: ca84b4ff55 (このIDを非表示/違反報告)
- いつも更新される度に読ませてもらってます! 是非続編の方をお願いします! (2018年2月6日 12時) (レス) id: 8419ddaaac (このIDを非表示/違反報告)
らぐらす(プロフ) - 夏月さん» ありがとうございます!チーターになれるように頑張りますね! (2017年12月19日 23時) (レス) id: 1e5c024882 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らぐらす | 作成日時:2017年11月2日 1時

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