今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:1,421 hit
小|中|大
私をたどる物語 hk&cn ページ12
*どっちがどっちでしょう。考えてないです。
頬をぶたれた少年がひとり、日暮れの道で、泣いていました。
ほんのすこし、余計なことをしてしまっただけなのに。
父が憎いと、声をとがらせ、強がりながら、涙で歪んだ空を見ています。
きっと彼は、よかれと思ってやったのでしょう。
病気の母、仕事におわれる父。
少しでも役にたちたいばかりに、助長になってしまいました。
何故、自分はこんな簡単なことができないのか。
落胆し、遠い未来が不安で、ならず、幼馴染みが自分を呼ぶ声の返事をしませんでした。
そんな彼に、少女は言いました。
「きみがわるいよ。自分を隠しているからさ。」
そしてある教師は、こう言いました。
「鉛筆を手にとってごらん。私という字を書きなさい。その私には、自分の夢を話すのです。」
彼は、私という物語を自分で書きはじめました。
誰かに左右さない物語を…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みすず…? | 作成日時:2018年2月28日 21時