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私をたどる物語 hk&cn ページ12

*どっちがどっちでしょう。考えてないです。



頬をぶたれた少年がひとり、日暮れの道で、泣いていました。
ほんのすこし、余計なことをしてしまっただけなのに。
父が憎いと、声をとがらせ、強がりながら、涙で歪んだ空を見ています。

きっと彼は、よかれと思ってやったのでしょう。
病気の母、仕事におわれる父。
少しでも役にたちたいばかりに、助長になってしまいました。
何故、自分はこんな簡単なことができないのか。
落胆し、遠い未来が不安で、ならず、幼馴染みが自分を呼ぶ声の返事をしませんでした。
そんな彼に、少女は言いました。
「きみがわるいよ。自分を隠しているからさ。」
そしてある教師は、こう言いました。
「鉛筆を手にとってごらん。私という字を書きなさい。その私には、自分の夢を話すのです。」
彼は、私という物語を自分で書きはじめました。
誰かに左右さない物語を…

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作者名:みすず…? | 作成日時:2018年2月28日 21時

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