2 ページ12
温かいお湯と
ええ匂いに包まれて
心も体もええ感じに緩んできた思たら
お風呂場のドアが勢いよく開いて
｢お前待っとったのに何で一人さっさと入っとんねん！｣
そう叫んですっぽんぽんで仁王立ちしとるすばるくんがいた
｢あぁあ！｣
｢斗真とお父さんのやつ！｣
｢冬至やから特別やって楽しみにしとったのに！｣
入ってくるなりそう文句言いながら
シャワー浴びるすばるくん
シャワー終わったら
犬みたいに頭ブンブン振った後
濡れた髪をかきあげてオールバックにして浴槽に入ってきた
やっぱりアイドルやったんやなぁ
とつくづく見惚れてしまうイケメンぶりに
ぼーっと見とれとったら
｢見とれすぎ｣
そう言うて
ニヤリと悪い顔で笑ろた瞬間
手で水鉄砲して
私の顔にかけきた
｢もぉ！｣
そう言うて洗い場に置いてた
洗面器でお湯をすくて
すばるくんの頭から
ザバッーってかけて上がる
｢おまっ！何してくれてんねん！｣
って叫ぶすばるくんに
｢水も滴るいい男やん｣
って言い残してドアを閉めたった
体拭いてパジャマ着て
酔っ払ってんのかなぁ
ドライヤーかけるん面倒くさなって
コンタクト外したら
タオル頭に巻いてリビングに戻る
冷蔵庫で冷やしてある
すばるくん特製の煎じたお茶をマグカップに入れて
そのカップ持ってソファーに戻る
ローテーブルにカップ置いて座りかけたら
堂々と横たわる亀のクッション
さっきすばるくんがしてたみたいに抱きしめてみる
当たり前やけど
女の人のやなくてすばるくんの匂いがして
しばらくじっとしてその匂いに包まれとったら
やっと会社のしがらみから解放された気がして
大きな溜息が出た
｢おっ？えっらいデカい溜息やなぁ｣
｢そんだけデカい溜息出せたら｣
｢幸せもぎょうさん入ってくるな｣
って頭ガシガシ拭きながらすばるくんが入ってきた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 207人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
UTA(プロフ) - 8七色8さん» ありがとうございます。好きって言っていただけてほんま嬉しいです。私はかっこかわいいすばるくんが大好きなのでこれからも想い続けるし書いていきたいと思います。お付き合いいただけると嬉しいです (2018年12月17日 5時) (
レス) id: 916009774d (このIDを非表示/違反報告)
8七色8(プロフ) - この作品大好きです。担当だったのでDVDとかみれなくなったのですが、こういう作品では絵に描いたように思い浮かべられてほっこりします。 (2018年12月17日 1時) (レス) id: 8c103056a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：UTA
| 作成日時：2018年12月16日 11時
