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次の日は目が覚めても

Aちゃんは俺の横で

楽そうな寝息をたてた


眠りにつく時は腕枕してたはずやのに

2人して向かい合わせになって

手を繋いで寝てて


なんでやろ

腕枕しとんより照れるんやけど・・・


Aちゃんが寝てるんをええことに

至近距離でまじまじと顔を見る



色白いなぁ

ヨコよりも白いんちゃう?


まつ毛も長いなぁ

目元に泣きボクロあるんや


鼻筋通ってんなぁ

けど鼻の頭がちょっとだけ丸いんが

ちょっと垂れ目気味で

片一方だけえくぼできるんとで

優しい感じになるんかな?


少しだけあいた唇にそっと人さし指で触れる

俺、Aちゃんと付き合えるんが嬉しすぎて

普通にキスしてもおてたけど

でも

Aちゃんにしたらファーストキスやってんな

もっと夢みてたシュチュエーションとかあったかもやんな

これからはAちゃんが夢見てきたこと全部したげたいな

今日と明日ゆっくりしとったら

明後日の日曜日にはあのお寺の紅葉見に行けるかな



愛おしいってこういうんなんやろな

歴代の彼女には申し訳ないけど

こんな気持ちは初めてやわ


そんな事考えてたら

Aちゃんがゆっくりと瞬きした



「おはよ」



そう声かけたら

もう一度ゆっくり瞬きして

俺の顔見て

繋いでる手を見て

俯いて

その手を見つめたまんままんま



「おはよう」



って言うてくれたんが

可愛いくて

思わず目の前にあったつむじに

ちゅうしたら

ピクんってなって



「こんなんみんなしてるん?」



って小さい声で聞いてくるから



「みんなはどうやろ?」

「俺はAちゃんにしかした事ないけど」



って答えて

思わず過去の恋愛事情バラしてもたけど

Aちゃんはそこに引っかかったりはせんと



「すばるくんが近すぎて」

「・・・恥ずかしい・・・」


って


はぁ可愛い

ヨコやヒナにバレたらめっちゃいじられるやろけど

ほんま可愛いくてしゃあない



「俺はAちゃんが近くて嬉しい」



そう耳元で囁いたら



「もう!」

「すばるくん!」



そう言うてベッドからおりたAちゃんの耳は真っ赤やって



「マジやもぉん」



言うて後を追いかけた

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作者名:UTA | 作成日時:2018年12月10日 7時

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