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うちに帰っておかんはさっそく台所へ
Aちゃんも当たり前についてって
おかんは嬉しそうにAちゃんにエプロンしてやってる
俺はダイニングテーブル座って
二人が楽しそうに
飯の支度してんのを見てた
幸せってこういう事なんやろな
別にスゴいええ事があるわけやないねんけど
なんかほっこりして
なんかええ感じやねんな
水曜までの俺には考えられへんかった幸せやんな
まぁちょっとだけ
俺だけはみごにされてる気がして
うん...まぁちょっとだけ
淋しいんは内緒
出来上がった飯を
温かいうちにって
少し早めの晩御飯
米コメ星人のおかんは
当たり前に結構な量をよそった茶碗を
Aちゃんにも差し出す
俺が声殺して笑てたら
Aちゃんに腿グーパンチされてもた
一生懸命食べようとしてるAちゃんが
可愛いて可哀想で
しゃあない
おかんが電話で席立った時に
残ってたほとんどを俺の茶碗に移す
めっちゃ腹いっぱいなって
ごちそうさました後は
ソファーに横んなる
腹はいっぱいやし
部屋は暖かいし
ソファーはやらかいし
おかんとAちゃんの話し声は心地ええし
知らん間にうとうとしとったみたい
ぼんやり目が覚める
俺の体の上には
ブランケットがかけてあって
ソファーの前のローテーブルでは
俺のアルバムを楽しそうに覗き込んでる二人がおった
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作者名：UTA
| 作成日時：2018年12月10日 7時
