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ピンク色のボディスポンジ

俺んちのとは違うボディソープ

甘い香りのシャンプー


Aちゃんは体調悪いし

邪な考えは無かったけど

こおして目の当たりにすると

俺かて健康な男やし


やっぱ色々

うん色々

大変...


...耐えろ...俺



「お先でした」



何とか気持ちと体落ち着けて

シャワー終わらして

きちんと揃えてあったドライヤーで髪乾かして

新しい歯ブラシで歯磨きもしてからリビングに戻ったら

Aちゃんがおらへん



「Aちゃん、どこぉ?」



ちょっと大きな声でよんだら

二階から毛布抱えたAちゃんがおりてきた



「ごめんね」

「すばるくん二階の私の部屋で寝てくれる?」



ソファーに毛布置いて

冷蔵庫から水を出して渡してくれる



「うん、それはええねんけど」

「その毛布は?」



「うん?」

「お客様用のお布団ずっと使ってへんから」



答えになってるようでなってへんこと言うて



「私もシャワーしてくるね」



そう言うてリビングから出てった


ソファーの隅っこに座って水を飲む


リビングの壁に電子ピアノと

立派なスピーカーのオーディオ

棚にはたくさんのレコード



立ち上がって棚のレコードを見せてもらう


洋楽も邦楽も

ジャズやらロックやら

昔のアイドルに演歌まで


ジャンルなんかに縛られたりせんと

ほんまに音楽が好きなんやろな


リアタイで買った感じやけど

親かな?

じぃちゃんかな?



「あがりました」



夢中なって見てたらAちゃんが戻ってきた


パジャマなんかな?

それとも部屋着なんかな?

スエット生地のワンピにレギンスにモコモコの靴下

めちゃくちゃ可愛い


照れ隠しに



「レコードすげーな」



って言うたら



「おじいちゃんのなん」

「この家も」



初めてAちゃんがほんのちょっとやけど自分家族事情話してくれた

また一つAちゃん情報ゲットやん

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作者名:UTA | 作成日時:2018年12月10日 7時

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