麦わらの一味になりました。1 (ページ32)

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出航してから落ち着いた夜。

レイリーさんとシャッキーさんが渡してくれたカバンを確認すると分厚いノートが入っていた。

中を開くと写真と文字でびっしり埋められていた。

　
シルム「レイリーさん・・・。」
　

私がレイリーさんに拾われた日からの私に関しての日記だった。

少しずつ挟まれている写真も私の写真ばかりだった。

けどその中に1枚だけシャッキーさんが撮ってくれたレイリーさんと二人の写真もあった。懐かしい。

寝付けなかったため、その写真を持って部屋の外へ出る。

海中だから海の風にあたってなんてことはできないが、外の景色とレイリーさんとの写真をみて1人たそがれていた。
　

サンジ「寝れないのかい？」

シルム「わ、びっくりした、。サンジさんは、、今日見張り番ですもんね、。」

サンジ「あぁ。何持ってんだ、？」

シルム「写真です。レイリーさんとの。」

サンジ「へぇ。どんな写真なんだ？」

シルム「何気ない写真ですよ。けど、二人でまともに撮ったのこの1枚くらいなんです。
レイリーさん写真嫌いで撮ってくれなくて。」

サンジ「宝物だな。そりゃ。」

シルム「はい、。やっぱり、2年空いて久しぶりに会えたと思ったら急なお別れだったので、。落ち着いたら寂しくなっちゃって、。」

サンジ「そうだよな。そういや、シルムちゃんはレイリーのおっさんとどういう関係なんだ？」

シルム「拾ってもらったんです。小さい時にシャボンディ諸島に流れ着いた私を。」

サンジ「拾ってもらった？」