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残された私は、1人ソファに座って部屋を眺める。
坂田くんと付き合い始めて、色々なことがあったなあって。
マイペースな彼が試行錯誤して私を喜ばせようと祝ってくれた誕生日だったり、浦田さんが遊びにきた時彼がヤキモチ妬いてたこととか。
たまに私を困らせるけど、拗ねて見せるとやってしまったとすごくショックを受けてたり。
そんな彼の姿に、やはり大好きだとなんども実感してきた。
少しにやける頬に気づいた時、再び玄関の方で大きな音がした。
坂田「A…っ、ちゃんと、おったな。」
勢いよくリビングのドアを開けて姿を見せた彼は、おでこに汗をかいて、肩で息をする。
さすがに黙っていなくなったりしないよ、なんて言いながら無意識に私の足は彼に一歩ずつ近づいて行く。
坂田「ほんま、いい子やな。」
彼が甘やかす時に言ってくれる�爐いせ勠瓠�
何度も彼の優しい言葉に救われてきた。
そう言って私の大好きな満面の笑顔で頭を撫でてくるんだから、坂田くんはあざとい。
坂田「…あっ、そや、遅刻してもうたけど、いつもありがとう。」
思い出したというように、後ろに隠し持っていたらしい大きな花束を差し出す彼。
実はさっきから見えてたよなんて、彼には言えないけど、そんなところも彼らしくて癒されてしまう。
坂田「いつも困らせてばっかりやし、かっこ悪い彼氏やと思うけど、これからもそばにおってくれへん？」
A「ふふ、」
自信なさげに俯くものだから、思わず彼の頭に手を伸ばす。
彼のまだ寝癖がついたふわふわした髪を撫でると、つい笑みがこぼれた。
A「坂田くん、」
坂田「…ん？」
A「アイス一年分で許してあげましょう。」
ぽかん、という表現がばっちりな表情の彼に愛しさが増す。
ほんとうに、好きだな。
坂田「なんやねん、それ、」
しばらくして、理解したらしく笑う彼につられて私も笑ったりして。
少し抜けてるところも長所なのかも、なんて。
ーーーーー
坂田「なあ！ごはん食べてええ？」
A「え？あ、そうだったね、食べなきゃ。」
坂田「もうお腹ペコペコやねん。」
A「結構な量あるからお友達呼ぶ？」
坂田「…いや、俺が全部食べるわ。」
A「んー、でも残っちゃっても勿体な」
坂田「俺が食べるって！俺のために作ってくれたんやから誰にもあげへん。」
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いちご丸 - キヨさんの続きは！？ (9月23日 0時) (
レス) @page23 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
りーな(プロフ) - 文才凄いですね！？天才ですか！？坂田さんので泣きました(ガチです 更新頑張ってください！！ (2022年11月14日 8時) (レス) @page23 id: 58a7f79ac7 (このIDを非表示/違反報告)
汐乃(プロフ) - キヨさんのだけでも投稿して貰えないですかね…？めちゃくちゃ続き気になってます…！ (2021年7月17日 21時) (レス) id: d40f4a1ac2 (このIDを非表示/違反報告)
田舎女子 - キヨさんの続きめっちゃ気になります！！よければ、更新してほしいです！ (2021年6月5日 16時) (レス) id: 67e9a9c4e5 (このIDを非表示/違反報告)
瑞姫(プロフ) - キヨの話の続きがとても気になります！更新はもうされないのですか？(T_T) (2020年11月12日 7時) (レス) id: ec711c6353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のの | 作成日時：2018年5月31日 18時
