7話 ページ8
逢沢「せんせー…逆美君…ごめん」
倫理の教科書を拾って高柳先生に渡す。
高柳「倫理の教科書を投げてしまいました。とても悪い事をした気分です」
立ち上がると逢沢を見る。
高柳「貴方が…倫理の授業を選んでくれてよかった。
倫理は人の心に触れ、自分の心に触れてもらう授業です。貴方の頭を撫でて慰める事はセクハラになってしまいますが…
貴方の言葉を聞き、貴方の心に触れ、慰める事は出来る」
俯いた逢沢が俺と目を合わせる。
逢沢「この間、花魁の話した時、逆美君はあたしの手触ったじゃん。
あれはいいの?」
『あー…』
高柳先生を見ると完璧に面白がっている。少し顔が赤くなった。
『…あれはオフレコで…下着が見えてたから…ごめん』
急ぎの用事があるので、教室を出る。
逢沢「好き。あたしやっぱり、せんせと逆美君のこと!!」
驚いて振り返る。好き、好きか…。
高柳「“愛こそ貧しい知識から豊かな知識への架け橋である”」
ドイツの哲学者、マックス・シェーラーの言葉。
高柳「ではまた。倫理の時間に会いましょう」
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ももた。(プロフ) - 面白かったです続きが気になります! (2021年4月1日 2時) (レス) id: 485f6e79f8 (このIDを非表示/違反報告)
hiroakannna(プロフ) - お初です。ここは今から倫理です。自分も好きです!この小説が少し前から更新停止なのが残念です。もし出来たらでいいので続きが読みたいです。お願いします。 (2019年9月19日 15時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
李虎。(りこ)(プロフ) - オリジナル作品タグ外した方がいいと思います。 (2019年4月28日 7時) (レス) id: 8440b613e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Kiyo | 作成日時:2018年8月18日 22時