恋は図書室（完結） (ページ2)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:35,640 hit

･ページ2

田中くんを好きになってから1年

2年生になった私は田中くんと同じクラスです

それから、田中くんを好きになってから気づいたことがあって、
田中くんは毎日違う女の子と登下校してるということ

友達に聞くと、田中くんは女遊びがすごいらしい

みんなの人気物の田中くんと違って、少人数の友達と目立たないように過ごす私は同じクラスになれたのに、まだ喋れずにいた

私の放課後は図書室で本を読むのが日課

でも、今はテスト期間だから図書室で勉強しようと図書室に向かった

図書室はほとんどの生徒が利用しないから1人っきり

それはそれは勉強がはかどる

勉強を始めてから30分くらいしたら

ｶﾞﾗｯと図書室の扉が開いた

珍しい！

と思ったけど、勉強してたから扉の方を見なかったんだけど、

もう、とにかくうるさい

？「なんでお前ん家行けねぇんだよ！」

？「仕方ないだろ」

すごいうるさいから扉の方を少し睨みながら見ると

ﾊﾟﾁ

あ、やばい

田中くんと目があった

図書室に来たのは田中くんといつも一緒にいる6人だった

すると

？「あっ！！！」

隣のクラスの森本くんが私のことを見て叫んだ

え、なになになに

怖い怖い

叫んだかと思えば、6人が私の方を見ながらひそひそ何かを話し始めた

え、なに、なんかしたっけ

こわ、帰ろ

気まずくなった私は勉強道具を片付けて
借りてた本を返して、

どうしても借りたかった本を取りに本棚に向かった

本を取って、借りに行こうとしたら

㌧

「あ、ごめんなさい」

？「ううん、こちらこそごめんね」

松村くんだ、

松「あ、おまるさん」

「はい、？」

松「さっき怖がらしたかもしれないよね、ごめんね」

、え、さっきってひそひそ話してたやつだよね

てか、名前知ってるの、？

「いや、全然大丈夫です」

松「そっか、」

って松村くんが微笑んだんだけど、

顔面強っっっ！

ドキってしちゃう笑

少し会釈をして、横をすり抜けて、帰ろうとしたら

？「Aちゃん！バイバイ！」

え、だれ

声をした後ろを振り返ると

ジェシーくんが手を振ってる

それから森本くんが田中くんを叩いて

森「ほら！樹も！」

って3人から手を振られたから

小さく手を振って会釈をして帰った

なんで学校で知らない人はいないような人たちが私を知ってるのかは知らないけど

田中くんが手を振ってくれたことが嬉しくて柄にもなくスキップをして帰った