第6話「発表」 ページ6
音楽室にシュー先生が入ってくると、立ち上がっていた生徒も自然に椅子に座り始めた。
「よし、皆。今日は話がある」
シュー先生は、勢いよく手を一回叩いた。
私は緊張して姿勢が良くなってしまったけど、皆は全然そんな様子はなかった。
「次の土曜に、カーメル高校のボーカル・アドレナリンのパフォーマンスを皆で見に行こうと思う」
シュー先生のその一言で、興味が無さそうだった生徒も一気に顔を輝かせた。
「ボーカル・アドレナリンは大会であたる相手でもある。よく見てくるように」
シュー先生がもう一度手を叩いた。
生徒たちは嬉しそうに声をあげた。
「ボーカル・アドレナリンだって!」
「僕たちの方が絶対良いけどね」
私が言うと、カートはあっさり答えた。
メルセデスはそんな私たちを見て笑った。
「よし、それじゃあ早速練習だ」
シュー先生の言葉で、私は心を引き締めた。
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暗黒の波動(プロフ) - 朝比奈さん» 返信遅れて申し訳ないです。 とても嬉しいコメントありがとうございます!!時間がある時に更新していきたいと思いますので、気長に待っていただけると有りがたいです^^ (2018年4月3日 22時) (レス) id: 229c8db531 (このIDを非表示/違反報告)
朝比奈(プロフ) - 読ませていただきました!続きが気になります…! (2018年3月29日 5時) (レス) id: 8eec1a6356 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 更新お願いします! (2016年9月3日 13時) (レス) id: 1f3a169325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暗黒の波動 | 作成日時:2016年5月5日 21時