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イミゴ「雨はどこにいるんだ…あとシロとクロも居ないし…。」
イミゴは雨を探していた。
タガタが雨を探していたからだった。
イミゴ「おーい!雨ー!」
呼びかけるが反応はない。
いつの間にかイミゴは鳥居の前に来ていた。
すると…
マイ「ここは…?」
自分の妹マイが四ツ目神社に入っていた。
イミゴ「ここで何してるんだ。」
マイ「え…えっと…」
イミゴ「何してるって言っているんだ!」
剣幕に恐ろしくなりマイはすぐ踵を返し走って行くが、しばらくするとまた戻って来た。
イミゴ「まだ居たのか。立ち去れと言ったのが聞こえなかったのか!」
マイ「だって帰れないんだもの。」
イミゴ「はぁ?んな訳あるか。ついてこい。」
イミゴとマイは一緒に山を下るが、やはり戻って来てしまう。
イミゴ「どういうことだ?」
マイ「だから帰れないって言ったのに。」
そんな風に言い合っていると…
雨「何をしているんですか?」
少女『雨』が立っていた。
イミゴ「雨!」
マイ「…え?」
雨「まだ若い女の子にそんなに怒鳴ってはいけませんよ。」
イミゴ「…わかったよ。」
マイ「なんで私には怒鳴るの!?」
イミゴ「知るか。」
雨「イミゴ…!!ごめんなさいね。」
マイ「いえ!貴方は悪くありません!えっと名前は…?私は佐原真依だよ!」
雨「私は雨。マイちゃんですね。よろしくお願いします。ﾆｺｯ」
マイ「うん!」
(雨、笑顔可愛い…。やばい。)
イミゴは少し顔を赤くしていた。
ー
雨「成程…。それで神社から出れなくなってしまったんですか……。」
マイ「うん…。」
イミゴ「そもそもついて行くから悪いんだろ。あとマイ、お前クサイぞ。」
マイ「クサイ…!?」
雨「マイちゃん。クサイっていうのはそういう事じゃないの。」
ー説明中ー
マイ「そういう事だったのか…。」
雨「一言足りなかったんですよ。本当にイミゴは…。」
イミゴ「ごめん。雨…。」
雨「謝るならマイちゃんに謝りなさい!」
色々あって手水舎に来た。
イミゴ「ここで身を清めるんだ。」
マイ「…でも、できないよ。」
イミゴ「なんで出来ないんだよ。」
雨「水と柄杓が無いですね。」
マイ「なんでないの…?」
イミゴ「俺が知るわけ無いだろ。」
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作者名：スズナ | 作成日時：2017年8月12日 19時
