飛べない天使【シャンクス】 (ページ7)

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敵襲ページ7

私が倒れて、シャンクスに兄にならなれると言われた３日後。私は完全に動けるようになった。

『フンッフフーン♬』

上機嫌で甲板に立っていると、シャンクスが来た。

シ「もう動いていいのか？」

『うん！もうバッチリ！』

私たちはあの日以来、仲良くなった。

『シャンクス、あのn』ドカーーーーン！！！！

突然、私の言葉を遮るように大砲の音が響き渡った。

船員「敵襲だーーーーー！！！！」

タイミングわっっっる！！！！

レ「A！お前闘えるか！？」

『、、、海軍４隻、、、闘えるよ！レイリーさん！！』

ロ「丁度いいじゃねぇか！オメェの戦闘能力見せてもらうぜ、」

『あんまり、期待しないでくださいね！』

妖艶な笑みを浮かべる二人に苦笑いしながら、私は翼をバサッと出した。片方だが。

シ「お前、飛べないんじゃ！」

『そう！だから、ピュイー……おいで！ルル！』

指笛を流すと、上空から大鷹が舞い降りてきた。その大きさは私が背中に乗れるほど。

シ「お、大鷹！？」

『んじゃま、行ってきます！』

とりあえず軍艦に向かって飛んでもらう。そのあとはスタッと華麗に着地した。

海兵「な、こいつ、天使だ！！」

海兵２「馬鹿！一方しか生えてねぇじゃねぇかよ！」

『失礼ね、これでも一天使なのよ！』

海兵め、馬鹿にしやがって。私は大きく息を吸うと、勢いよく叫んだ。

『出ーておいでー！！！！！！』

神秘の欠片もない言葉だが、その言葉は空、海に反響して振動を加えさせた。

海兵「ただ、叫んだだけか？」

ロ「？一体何をしたんだ？」

両船私の行動に疑問を持つも、すぐに顔面蒼白になる時が来る。

『私と一緒に闘おうよ！！！今なら好きに、暴れてもいいんだよ！！！』

海兵「こいつ、一人で海に話しかけてやがる…」

ザパアアアアアアアアアアンンンンンンンン！！！！！！！！！！

突然の光景に、両船、目を丸くした。

目の前に…何数頭もの海王類が姿を現した。私はその巨大イルカに話しかけた。

『綺麗なイルカさん！！今はあなたがリーダーよ！』

イルカ「キュキュキュ！」

ロ「……おい、レイリー、これはまさか…」

レ「天海(スカイシー)！！？？」

シ「天海(スカイシー)？」

レ「あぁ、それは…」

そう、私は…一天使にしてあの伝説の力を持っている…。

年に一度、たった一人の【人魚姫】と【神の子】に同時に宿るとされる

【姉妹能力】を。