飛べない天使【シャンクス】 (ページ6)

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子供じゃないページ6

ガバッッッ！！！！！！

シ「うおっ！！」

勢いよく飛び起きたAは、俺を見つけるなり叫んだ。

『男っ！！！』

まだ酔ってんなこいつ。

ク「馬鹿野郎、寝とけ！」

クロッカスさんに制止されて大人しくなったAは、静かに布団の中に入った。

レ「シャンクス、バギーはどうした？」

シ「そういえば、いない」

あいつ、終わったな。レイリーさんは雰囲気を真っ黒にして医務室を出て行った。

ク「シャンクス、悪りぃが俺ぁロジャーの酒を止めに行かないといけなくてな…A、見てて
やってくれねぇか？」

クロッカスさんも出て行って、Aと二人っきりになった。

シ「飲みすぎだってーの…ガキかよ」

『ガキはそっちでしょ…なんかいつの間にか酔い冷めちゃった(笑)』

シ「…お前、俺の１つ下なんだってな」

『え！？ってことはシャンクス１２歳なの！？』

シ「いくつだと思ってたんだよ！」

『１０…』

俺はちょっと悔しくなった。年下の女の子に自分より年下だと思われていたとは…。

『でも、、、なんかシャンクス、お兄ちゃんみたい！』

シ「え？」

Aの言葉にちょっと戸惑う。こいつには、兄がいたのだろうか…。

シ「俺は、お前が嫌いだ…『え、』でも！！お前の兄になら、なれる…」

俺、何言ってんだ？

『…ありがとう…でも、兄より恋人が欲しいなぁ～、なんて☆』

そいつは微笑してそう言った。なぜだろうか？一瞬そいつの笑顔が、

悲しげに見えてしまった。