prologue ページ33
「お母さんお母さん。そうたが学校で1人なんだって!」
「みんな僕のこと嫌いって言うんだ、僕、どうしたらいいの…?」
顔のよく似た2人は、ソファに座って本を読んでいた女性にそう話しかけた。
女性は優しく微笑み、ふたりをそばに座らせる。
そして、柔らかい声で、2人に言い聞かせるように話し始めた。
「いい?みんなが自分のことを嫌がるなら、無理に仲良くなろうとしなくていいの。
ありのままの自分でいたら、きっと見てくれる人がいる、大事にしてくれる人がいる。
私と同じくらいあなたを愛してくれる人がね。」
小さな双子は興味津々に女性を見た。
「どうすればそんな人が見つかる?」
不安そうに体を抱える男の子に、女性は「よーし。」と立ち上がった。
「それならお母さんが教えてあげるね!
私の、ひ と り ぼ っ ち 解 消 法 。____」
彼女のひとりぼっち解消法は、始まったばかりだ。
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あーら(プロフ) - ありー*さん» ありがとうございますっ! (2017年4月30日 7時) (レス) id: 3d94a8f31b (このIDを非表示/違反報告)
ありー* - とても良かったです....! (2017年4月29日 22時) (レス) id: c8c4d3036b (このIDを非表示/違反報告)
あーら(プロフ) - よもぎ餅さん» ありがとうございます!!泣いたなんてそんな…!とっても嬉しいです!ありがとうございます〜(二回目) (2017年4月28日 18時) (レス) id: 3d94a8f31b (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ餅(プロフ) - なんですか…!いい話すぎるじゃないですか…!(泣いた) (2017年4月28日 18時) (レス) id: e0de3e82ce (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ餅(プロフ) - なんですか…!いい話すぎるじゃないですか……!(泣いた) (2017年4月28日 18時) (レス) id: e0de3e82ce (このIDを非表示/違反報告)
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