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みんなでわいわい喋りながら歌詞さんを先頭に歩く。
あれ、でもこの道…よく知ってる気が…。
うん、通学路だ。小学校の頃の。
…なら、やっぱり…この写真は…。
S「へぇ、僕が通ってた小学校の通学路と一緒なんだー！近くの校区だったのかな？」
歌「そうなの？！ならそうかもね〜！」
2人がそんなことを言いながらスタスタと進む中、私は頭の中でピースがハマっていく感覚になる。
…この写真は…
そんな私の予想通り私の母校の前で歌詞さんは足を止めた。
目の前に立つ小学校に、みんなは大きく目を開いた。
『……え？』
れ「ここ、私の通ってたとこ…」
ま「えっ僕もだよ…？」
みんなが困惑している中、私はパズルの最後のピースをはめた。
貴「これ、見て。」
私はみんなに写真を見せる。
び「要するに僕達は小学校の頃仲良くなって、その事を忘れてまたこうやって集まったってこと？」
貴「そうなるね。」
そらるさんたちはニコニコと笑っている。
この人たちは覚えてたんだな…。
天「すっご！ロマンチックだ！」
ろ「でも、なんか思い出してきたかも……」
歌「じゃあ、思い出しながら見ていこう！」
…と、事前に取った許可の元、学校へ足を踏み入れた。
音楽室
貴「あわっ！思い出した！ここで音楽のテストの時にびすくんが〜…！」
び「えっ待って待って言わないでそれ覚えてるから！」
びすくんにちゃちゃを入れながら音楽室の写真を撮る。
そうだ、みんなで集まっていっつもプチコンサートしてた。
だんだん有名になって、昼休みにはいっぱい人が集まったっけ。
歌「あ、ここ…」
音楽室から出て、しばらくあれやこれやと回った後、最後にここ。と寄ったのは…
体育倉庫裏の花とかが咲いてて綺麗なところ。
そうだ、私たち…
ま「ここで出会ったんだ…。」
ひとりは、飛んでいったボールを取りに、
ひとりは、飛ばした紙飛行機をとりに、
数人は、埋めたタイムカプセルを出しに。
また他の人は、お気に入りの場所で読書をしに。
またひとりは、「ひとりぼっち」で涙を流しに。
何かの偶然が重なり合って、折り重なって絡まって。
そこで仲良くなった私たちは、ここでまた集まるなんて。
歌「偶然にしては凄すぎるよ……。」
ろ「よかったね、思い出せて。」
貴「…ねえ、みんな＿＿＿＿」
時刻は午前零時。
今日、歌詞さんはシェアハウスを出ていく。
私は、アルバムを書く手を止めて呆然と時計の針が進むのを眺めた。
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あーら(プロフ) - ありー*さん» ありがとうございますっ！ (2017年4月30日 7時) (
レス) id: 3d94a8f31b (このIDを非表示/違反報告)
ありー* - とても良かったです....！ (2017年4月29日 22時) (レス) id: c8c4d3036b (このIDを非表示/違反報告)
あーら(プロフ) - よもぎ餅さん» ありがとうございます！！泣いたなんてそんな…！とっても嬉しいです！ありがとうございます〜（二回目） (2017年4月28日 18時) (レス) id: 3d94a8f31b (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ餅(プロフ) - なんですか…!いい話すぎるじゃないですか…!(泣いた) (2017年4月28日 18時) (レス) id: e0de3e82ce (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ餅(プロフ) - なんですか…!いい話すぎるじゃないですか……!(泣いた) (2017年4月28日 18時) (レス) id: e0de3e82ce (このIDを非表示/違反報告)
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