71 ページ23
灯油さんと話し合った結果、全然いい案が出なかったので
「私が直感でここ！と感じたところ」にひとまず行くことに。
直感で、ここ…。
悩んでいる時、ふと、仲良くなってすぐの頃を思い出した。
あの時、まふくんは確か…。
貴「…！！」
そうだ、あの時まふくんは私に言ったんだ。
「NoerUの歌声は海みたい。綺麗で、透き通ってて。どんな所まで…
世界中にだって届く様な歌声をしてる。だから、海みたいなNoerUの歌声が僕は好き。」
って。
別に、海が好きって言ってたわけじゃないけど…。
何となく、まふくんは海にいる気がした。
貴「…海です！この道の先の！」
灯「…りょーかい。」
私が指をさすと、灯油さんはフッと笑って走り出した。
それに続いて私も走る。
いなかった時の体力なんてどうでもよかった。
何でこんなに自身があるのかはわからないけど、絶対いると思った。
灯「(…なんだ。まふが落ち込んだら海に行くってこと知ってたのか…？
…いや。知らないか。じゃあどうやって…？)」
目の前に広がったキラキラ輝く海の近くに、人影が見えた。
貴「まふくん！！」
顔は見えないし、まだ決まった訳じゃないけど、
考えるより先に叫んでいた。
ま「…え？」
振り返った彼は、予想通り、まふくんだった。
夕日に照らされたまふくんは驚いた顔をしていた。
灯油さんが私の背中を優しく押す。
驚いて振り返ると、灯油さんは手をひらひらとさせて来た道を戻っていた。
…ほんと、最後の最後までイケメン。
呆然とその場に立っていたまふくんに、
笑顔で手を差し出した。
貴「帰ろう！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 204人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
【歌い手】お兄ちゃんが歌い手してるとか初耳なんだけど！【luz】
【歌い手】私の隣人は、歌い手らしい【まふまふ】 うらた「俺の妹がなんかいい感じになってる！！何があった！！」センラ「うらたん...もっと見る
「歌い手」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
恋華(プロフ) - ayanoさん» 雪見大〇……(； ･`д･´)ﾊｯ雪見大〇…王道中の王道を入れ忘れてしまいました(´；ω；｀)次は全員アイスは雪見大〇にしましょう！きっとみんな気に入ります。←ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2017年3月28日 17時) (
レス) id: 3d94a8f31b (このIDを非表示/違反報告)
ayano(プロフ) - 初めまして。というかなんでアイスの選択肢に雪見大○が無いんですか!?私あれ大好きなのに←･･････はい、取り乱してすいません。更新楽しみに待ってます。 (2017年3月28日 17時) (レス) id: 11d6765567 (このIDを非表示/違反報告)
恋華(プロフ) - ありがとうございます！私もSouくん好きです！頑張りますね！ (2017年3月28日 6時) (レス) id: 3d94a8f31b (このIDを非表示/違反報告)
ぷてな - Souくん、大好きなのでうれしいです！！これからも応援しています！！ (2017年3月27日 22時) (レス) id: 2c4a79f676 (このIDを非表示/違反報告)
恋華(プロフ) - わ、ありがとうございます〜！Souくんは最近頑張ってますねw頑張ります！ (2017年3月27日 21時) (レス) id: 3d94a8f31b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
