【歌い手】ひ と り ぼ っ ち 解 消 法 。2【シェアハウス】

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なんとか大学でも馴染むことが出来て。

一日目を終えて、帰宅。

あの…理解のある先生。

めろちん…さん。も、とっても優しかった。

学校先でのみんなはいつものみんなとちょっと違って面白かったし…。

何とか大学でもやっていけそうで一安心。だな…。

うん。あ、そうだ。ゴールデンウィーク前にテスト。だっけ…。

確か、高校3年までの復習テスト…？

うわぁ…。後、2週間じゃん。

そんな重い気持ちでリビングへ行くと、みんなは揃っていた。

どうやら、またしてもアンさんからお話があるようです。

私がいつもの席に座ったのを見て、アンさんは微笑んだ。

一瞬の沈黙。

その後、アンさんは唐突に口を開いた。

ア「お知らせがありますっ！」

私はポカンとする。

女子組は目を輝かせ、男性陣は表情を変えず。男子は「あぁー」って顔してる。

私は、なんだろうと首をかしげていると、続いてアンさんが小さく息を吸う。

ア「ライブしますっ！そして、そのための強化合宿をしますっ！」

貴「え？！」

続いて、そらるさんがガタンと立ち上がって

そ「日程は詳しく決まってないけど大体8月の半ばくらい！」

と、大きな声で言った。

今まだ6月なのに気が早いな〜…。

9「やっったーー！ついにこの季節がきたぞぉぉーー！！」

ま「Aは初の合宿だよねっ！楽しいよ！」

そんな2ヶ月先の予定の発表に間髪入れずに飛び跳ねる2人。

続いて天月くんが

天「海もあるんだよ！！」

と、私の手をぶんぶんと振り回し、

び「夜は肝試し！」

珍しくびす君が私に抱きつく勢いで私に飛びつき、

S「綺麗な旅館に美味しいご飯！」

Souくんは「バンザイっ｣と言わんばかりに手を上に振り上げて、

灯「最終日に花火大会も。」

と、灯油さんがふんわりと笑った。

へぇ、強化合宿。

貴「楽しそう…！」

みんなと、違うところでたくさん遊んで練習できる。

すごく楽しそうな企画だった。

なるほど。2ヶ月前から楽しみになるのもわかる。

実際いますごい楽しみだし。


その後みんなを落ち着かせたのは意外にも歌詞さんだった。

静かになったのを見計らって歌詞さんが口を開く。

歌「もちろん、行くためには条件があるけどね。」

みんなの顔が一転。青ざめた。

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