【歌い手】ひ と り ぼ っ ち 解 消 法 。2【シェアハウス】

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今日は約束していたお買い物です。

歌詞さんと！

歌「何買うの？」

貴「んー、水着！」

私が満面の笑みで答えると、歌詞さんはんー、と目をそらした。

歌「それは今度女子と行ったらどうかな…？」

貴「えー、じゃあ普通に服！」

あれから何故か仲良くなり、タメ口で喋る仲に。

いいのだろうか…。

歌「ん、似合うやつ選んであげる。」

私はやったー！と腕を上げる。

歌詞さんは微笑んで私の手を引いた。

大人だ…！



服屋の前

歌「へー、なんかふわふわしてるね。」

貴「うん！私の服、大体ここなんだ！」

私のお気に入りのお店の前でそんな話をして、

いざ店の中へ！

歌「じゃあさ、勝負しよ。」

貴「なにがじゃあなのかよくわからないけどいいよ！」

歌「1人1セットずつ服を選ぶ、それで、シェアハウスでどっちのセンスがいいか対決しよ！」

貴「乗った！」

制限時間は1時間。

どっちがセンスあるのか勝負です。



うーん、ワンピで行こう。うん。

最近は梅雨って言っても暑いしなぁ…。

ノースリーブで行こうかな。

水色のやつも良いな…あ、でも花柄も可愛いかも。

あぁぁ。迷う。

貴「(こーゆーとき、皆ならどっちが好きかな…。)」

そんな時、とっさに浮かんだのは…

貴「(…！ないない。)」

頭の中で私に笑いかける彼の姿をぶんぶんと振り払う。

そもそも、たまたま浮かんだだけだし。

そうそう。急に思い浮かんでビックリしたからドキマギしてるだけだし。

うん。

貴「(…うん)」

結局、手にしたのは頭の中で笑いかけた彼が選んだ水色の方。





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彼が誰かは今しばらくお待ちを。

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