じゅう ページ11
貴「でも……この階段すごい長いね。」
ろ「でしょー?広いよねー。」
あれ、でも……ちょっとまてよ…?
貴「あいつ……疲れないの?」
灯「あいつってまふのこと?」
私の質問に対して、灯油さんが首を傾げる。
それに小さく頷いて、
貴「あいつって体力ないよね?
こんな長い階段、すぐに息あがって大変なんじゃない?」
そこまで言って、ハッとする。
恐る恐る顔を上げると、ニヤニヤしてる女子組と、ちょっと驚いた顔をした灯油さんの顔が見えた。
9「嫌いなのに物知りなんだねぇ?」
れ「実はファンだったり?」
ろ「可能性はある!」
と、3人。
……ごまかせない…
貴「【まふまふ】と言う存在はファン。
あの人の作る歌に私が救われたって言っても過言ではないよ。」
親にも、だれにも人間として見てもらえなくて、
1人で、寂しくて、辛くて。
もう消えてしまいたい。いなくなりたい。
そう考えてすぐの頃、まふまふ……あいつの曲に出会った。
スッと心に入ってくるような歌詞、
深く考えさせるような歌詞。
全てに心を奪われて、
いつの間にか真似するように、追いかけるように、歌い手を始めていた。
……だから、あの人に助けられたのも、事実。
あの人のファンなのも、本当のこと。
灯「確かに。NoerUって、結構広いジャンルで歌ってるけどまふの曲は全部歌ってるもんな。」
貴「あの人の作る曲は、好きです。そこの才能は、尊敬に値します。」
いつでも引き込まれるような音楽を作る、そんな才能は私にないから。
貴「だからこそ、あの性格に幻滅したんですけどね。」
9「あっ、ちょっと照れ隠ししてる!」
貴「してないもん。96ちゃんのばぁぁか。」
9「容赦ないなぁw」
苦笑いする96ちゃんにつられて笑う。
部屋を教えて貰って、とりあえず敷布団を借りて、敷いておいた。
その後、リビングに向かった。
さっきの話を、あの人が聞いてるなんて思いもしないで。
?「むかつくなぁ……。」
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恋華(プロフ) - みゅーず(MUSE)さん» いえいえいえ!!全然大丈夫です!ありがとうございます!これからもこんな作品ですが、頑張って行きますので暖かい目で見守って頂ければ幸いです…! (2017年4月2日 15時) (レス) id: 3d94a8f31b (このIDを非表示/違反報告)
みゅーず(MUSE)(プロフ) - 恋華さん» そうだったんですね。wすみません!出しゃばるようなことを言ってしまって… (2017年4月2日 8時) (レス) id: eb4905d3d3 (このIDを非表示/違反報告)
恋華(プロフ) - みゅーず(MUSE)さん» コメントありがとうございます!そうなんですよー!間違えてrにしちゃって…途中で気付いたのでもうrでいーや。と思って!すみません、ご指摘ありがとうございました! (2017年4月2日 6時) (レス) id: 3d94a8f31b (このIDを非表示/違反報告)
みゅーず(MUSE)(プロフ) - 今日この作品を見つけて読んでみたらとても面白く思いました!(日本語変ですね。はい。w) あと、わざとだったらすみません。夢主の歌い手名、のえると読むのならばNoerではなくNoelでは無いでしょうか?ほんとわざとだったらすみません!!! (2017年4月1日 22時) (レス) id: eb4905d3d3 (このIDを非表示/違反報告)
恋華(プロフ) - レオンさん» 天月すんはなんか純情な感じにしたかったんですけど、そしたら女子力高めになっちゃいましたw今後もそんな女子力高めな天月すんの活躍をお楽しみ(?)ください! (2017年3月18日 6時) (レス) id: 3d94a8f31b (このIDを非表示/違反報告)
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