俺だけの・・・！？ ・ Shori‐S

「にじゅうなな」 ページ27

朝からカピバラに似てる聡君とお話が出来て、


なんか楽しくて癒されて




勝利に対するモヤモヤなんて消えていた。









凄まじきカピバラパワー！！！！←









なんか１日ふわふわした気分で過ごしてたら


あっという間に時間は過ぎていき、






図書委員の仕事へ行く時間となった。









.





あっ、そうだ！


聡君が来るよね...？？



前髪あげちゃお！！






聡君また、可愛いって言ってくれるかな(o^^o)









どーせ図書館には、人いないから、


眼鏡も外していいよね、







ふふっ/////



聡君の反応想像するだけでニヤけてしまう。









.





もしかして、勝利も気付いてくれるのかな...









気付けば、また勝利のことを考え始めて




ブンブンと首を振り、無理やり頭から消す。









.









.


図書館に行くと、先に勝利がカウンターに座ってた。









珍しいじゃん









勝 「おせーよ。」







あ 「ご、ごめん」









一言謝って、勝利の隣に座る






勝 「なんか可愛いじゃん...」









あ 「え？」






声が聞こえた隣を見ると、




下を向いて漫画を読んでる勝利の耳が



ほんのり赤くなってた









それを見た私も、自分の顔が




ほんのり赤くなってく事に気付く









なんだこれ...変なのw






.









.









それからしばらくして、



聡 「やっほ！Aちゃん！」







あ、聡君だ！







聡 「あ！前髪あげてくれたんだね！


やっぱ僕の言う通りだよ！



こっちの方が断然いいよ！！」









あ 「ありがと///」






言ってくれた(#^.^#)



やっぱり言ってくれた(#^.^#)









聡君は、今日は本を返却するだけで帰った。









聡 「似合ってるよ、Aちゃん！またね！」








最後に笑顔でそう言って、


帰ってった。






天使や...！カピバラや...！








のほほ〜〜んとした気分に浸ってると、





頭頂部に違和感を感じた。





上にとめてた前髪がパラパラと落ちてきた。








犯人は分かる。




勝利だ。

ヘアピンを外したのだ。






勝 「似合ってねぇよ。ブス。調子のんな。」







勝 「可愛くもねえよ。」








あ 「ちょ、ピン返してよ！」





勝 「没収。帰る。」






え....

帰ったし...

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