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sideーut
「シャオちゃんごめん！パス！」
sha「え！？…しゃーねぇなぁ！」
Aちゃんから変則的にパスされたボールを受け取ると、直ぐにドリブルを始めて敵チームを躱していく
同性ながら素直にかっこいいと思えるシャオちゃんはそのままシュートを決め、Aちゃんとハイタッチまでしている
A組対B組、大半の女子がバレーボールを選ぶ中、男子に混ざって活発に動き回るAちゃん。すごいわぁ
rbr「大先生、そっち捲ってや」
ut「…あぁ、俺審判やったわ」
rbr「何で忘れんねん！ちゃんとやれや！」
相変わらず声だけはでかいヤツやな…同じく審判を担っていたロボロに言われるがまま点数札を捲る
Aちゃんが動く度に揺れる青いリボンを見ると、無意識のうちに口元が緩んだ
rbr「…コネさんも言うとったけど、大先生って時々気持ち悪いな」
ut「あ？なんや急に」
rbr「Aちゃんに向ける視線がねっとりしとるんよな」
反射的に反論しかけたが、多少自覚はしている。ただ…気持ち悪いはないやろ！
rbr「あのリボンも鬱先生がプレゼントしたって、シャオロンから聞いたで」
ut「可愛ええやろ、赤もええけど、やっぱ青にして正解やったわ」
rbr「ほんま、これ見よがしの青よな…」
うげぇ…と引き気味のロボロを小突く。お守りと称してプレゼントした青のリボン
…本当は虫除けなんやけどな。Aちゃんはいつも俺の事気にかけてくれるけど、自分も人気者なん自覚して欲しいわ
まぁ、俺が隣におれば万事解決やな
こちらを見遣り笑顔を向けてくれるAちゃんに手を振る、やばい、可愛すぎる…天使や…
rbr「アイドルとファンやん…」
哀れみの目を向けるロボロなんて気にならないくらい、Aちゃんに夢中になっていた
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作者名：椿 | 作成日時：2021年5月10日 0時
