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貴方side
『ぃ、いやぁぁぁあああああ！？！？』
なんで急降下してるの！？
あまりにも怖かったので全身全霊で彼に抱きついた
泣いてるとかのレベルじゃない
大号泣してる
フワッとスピードを落として地上に降りた
『もうやだぁ…鬱のバカ、嫌い…』
ut「そないこと言わんといてや…ちゅめたい…僕としては怖くて泣いてしもうたAちゃん見れて得なんやけど」
一瞬傷付いた表情をしながらもすごく上機嫌…
あ、抱きついたまんまだった…離れよ
彼の身体から離れ、地面との運命的再会を果たした
ただいま、会いたかったよ
ut「じゃ、行くか！」
国まで少しの距離歩くらしい
でもすぐ着くね
歩きだそうとすると、私の右手に彼の左手を重ねた
そしてあっという間に指を絡めていた
『えぇ！？ちょ』
驚いて手を離そうとしたが離して貰えない
ut「だーめ、しばらくはこのまんまやで？嫌か…？」
そう言って顔を覗き込まれる
瞳でこのままがいいと訴えられる
それに勝てるはずもなかった
『うぅ…嫌ではない…けど』
ut「けど？」
『き、距離が近いんですって！』
恥ずかしさで頭がヒートしそう…
ただでさえその綺麗な瞳で見つめられるだけで心臓飛び出そうなのに…
ut「ええやん？もっと近くてもええんやどなー…」
えぇ！？それはダメです！
『あ…もうすぐ着く』
た、助かった…
目の前にはひとつの門があるだけ
「あれ、A様ではありませんか！」
「それならこの門開けて通します！」
『ありがとう』
この門をくぐると彼らの住む世界に行ける
ここには障壁があってこの門から通れないだけで、障壁を壊してしまえば簡単に通れてしまうのだ
門をくぐり、その先へ向かう
たくさんの木と小さな小屋のような家
ここが中央の国
中心にある大きな神木の中に神殿がある
ut「あの中に確か彼らの心を封じ込めたんやな？」
？「その通りです、ってAちゃん久しぶりー！！」
この世界の人達はハグが好きなのだろうか…？
バーバレラさんにハグされる
『久しぶりだねー！元気してた？ってそんな場合じゃないの。かなり真剣な話になるんだ…』
バ「そうなのね…なら、手を貸して、移動しよう」
そう言って私の手を取る
私は鬱の手を取る
そしてテレポートした
着いた先は会議室
いるのは私たち３人のみだった
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作者名：くいな | 作成日時：2019年11月28日 20時
