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*10** ページ12

貴方side


僕じゃなくて俺と言ったことに驚いたのと同時に少しドキッとしてしまう…


『あの…これは…傷が出来ててマゴットに一生残るって言われて治して貰いました…』


「ふーん…?それは本当なんやな…ならまた付けるだけや…」


え…付けるってどういうこと…!?


すると顔が私の顔の横まで来て、左耳に囁かれる


「せやな…俺に血を飲ませてくれれば簡単につくんや、耳噛んだ時もそうやで?」


『や…だ…怖い…』


前のようにくすぐったいけど全く別のナニカを感じさせられてるみたいで…


「何も怖いことせぇへんって…痛くもないんや…俺だってやっと大好きな子の血が飲める思うたんに…まぁええわ、このまま少し貰うわ」


ゆっくりと移動して首筋まで来る


抵抗しようにも手を影魔法で拘束されている


ペロッと舐められる


…ッ…まただ…なんなんだこれ…?
18的なフラグ立たないよな…?(立ちません。微ピンクはあるかもだけど←)


「じゃ、いただきます」


ゆっくりと首に刺さってくる
全く痛くはないのに…また変な感じがする


『…ッ…ん…』


彼の動きは止まらない


「もっと…もっと欲しい…」


欲望のまま、さらに奥に刺してくる
一滴もこぼすことなく飲まれている感覚がする


あー…これダメだ、脳が熔けてくる


真っ白になって何も考えられない
ふわふわしてて…


なんか…気持ちい…!?


それか!!
ってダメでしょ!?それって悪いお薬みたいにハマった抜けなくなるタイプのやつじゃない…?


「…気持ちええんか?少しやけど声出てるで?」


ペロッと舐めとって首筋からは終わりにしたらしい


ふぅー…と息を吐く
少しクラクラするな…


「うーん…やっぱお部屋行くか」


頭に血が回らなくてか何も考えられない…


姫抱きされ、テレポートする


バチッとは言ったけど傷一つない


「精霊族の超長文結界か…なかなかやるやん?」


そう言って私をベットに下ろす


「じゃ、もう一個マーキングするかなぁ♪」


楽しそうにこちらを見てくる
もちろんベットに上に乗って私が見上げるようになる


舌なめずりをして、獲物を見るような目で見られる


「なぁ…男はみんな狼なんやで?それこそ種族関係なく…な?Aちゃんは目の前にいる狼に食べられちゃうんや…な?」


前回と逆の耳を噛まれる


だめ…もう血がたり…な…い









そのまま意識を手放した…

*11*→←*9*



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設定タグ:我々だ , 鬱先生 , 大先生   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:くいな | 作成日時:2019年11月28日 20時

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