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貴方side


『…北部に南東が攻めようとしてる…!?』


ボ「漁夫の利…あいつらならやりかねない」


拳を強く握りながら話すボルカノ


フィ「こんなことしてる場合じゃないのに…南東が北部の領土を取っちゃったらこっちにも来て全面戦争だよ…!?」


そうだよね…そこまで領土欲があるならばこの国だって
中央の国も危うい


マ「これは…至急回復の得意な人、元々居た住民達を守れる力のある人たちを派遣して何も無かった状態にしないと…」


へ「じゃあ私達の一族が回復に専念する。」


『そうね…今回はボルカノ、デルタ、メル、ドナ、ヘレン達、ベラでお願い出来る?あとはその一族たちで。』


この国に何かが起きた時のためにも…少し戦力は残しておかねば


それにしても…鬱が大人しいな


『そうだ、リイアとルナは中央の国を見てきてくれないかな?何も起きてないか』


リ「了解」


ル「任せておいて!」


『フィリアは北部近海の魚人族達に均衡を守るために南東の勢力に対する障壁を作れるか聞けるかな?』


フィ「北部の子達ならすぐ了承してくれると思う!」


『事態は一刻を争う。準備出来次第行って!』


突然デルタの目付きが変わる


その瞬間、窓が割れた
私目掛けて何かを打たれた


思わず目を閉じた






痛みは一向に来なかった
痛みじゃなくてトンっとなにかに身体が当たる


ut「Aちゃんは僕が守るから安心しぃや」


目を開くと目の前には鬱


右腕でしっかりと私の身体を抱き寄せ、左手で相手の攻撃を弾いていた


彼は強く相手を睨みつけていた


ドクン


その横顔を見ていただけなのに…


心臓が大きく波打った
どうして…?


この気持ちは一体なんなんだろう…?


ut「なぁ…何してくれてん?」


?「…!洗脳が溶けてるっぴ!?戦争だ!戦争だ!1週間後に攻め入って皆殺しだっぴ!」


1週間後!?


やっと相手の姿を捉えられた
あれは天使か


羽の大きさからして中級ね…


そのまま帰ろうとする天使だったが、彼がそう簡単に逃すわけがなかった


ut「Aちゃん殺そうとして易々と逃がすと思うか?許さへんで」


天界への扉を開けて帰ってしまったように見えた


『帰っちゃったけど…いいの?』


マ「違う…あれは天界の門を確かにあいつは開けた…けど瞬時に壊して魔界への門を開いたんだ」


つまり…!?


ル「あの子堕天しちゃったね、もう天界には戻れないよ」


そうだよね…


『1週間後なら、その間に対策をしなきゃ…』

*23*→←*21*129位ありがとうございます!



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設定タグ:我々だ , 鬱先生 , 大先生   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:くいな | 作成日時:2019年11月28日 20時

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