【菅原孝支】思い出の1ページ【HQ】 (ページ3)

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自己紹介

この季節避けては通れないそれは

高校生になった今でも苦手である

緊張で他の人の名前なんか頭に入ってこないのも

例年通り変わらず…

「……好きなものは、辛いものとか好きです。

それから中学ではバレー部で

高校でも続けたいと思っています！

よろしくお願いします！」

変わらず、のはずだったけど

やけに澄んだ声が私の耳に響いてきた

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菅原side

自己紹介ってものは

みんな緊張するみたいで

『……甘いものが好きで

よく自分でお菓子作りをしたりします。

部活は中学のときはバレー部でしたが

高校はまだ決めてません。

えっと、よろしくお願いします』

なんて考えていても

バレー部

という単語には思わず反応してしまう

身長は低めで華奢なその女の子も

緊張しているのか少し早口で

しかしどこか心地のよい声音で

自己紹介を終わらせると

ぺこっと軽くお辞儀をして席に着いた

バレー続けないんだ

ふうん、そっか、なんて

心の中でつぶやいて

少しさみしいのはなんでだろう

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やっとスガさん出せましたー！