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初めての高校生活
今日は入学式
友達できるかな、とか
部活何入ろう、だとか
誰もが心浮き立つそんな日
私も例外ではなく
柄にもなくワクワクしてみたり
今だって、私は校舎の前で
クラス割りを確認していて
ふと気になって自分の腕に視線を落とす
母が合格祝いに、と買ってくれた腕時計
私の好きな淡い水色のそれは
流石母親、と言うべきか
私の趣味に合っていて
その腕時計は８時を少し過ぎた辺りを指している
ホームルームは８時半からって
事前に届いたプリントに書いてあったはずなのに
まぁ、そのおかげで
クラス割りの貼ってある場所はすいてて
見やすいし
だって、人が多いと見にくいでしょう？
それに
初日から遅刻するよりは全然良い
なんて
自己肯定しながら
軽い足取りで
１年４組へと向かったのだった
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作者名：音無つみき | 作成日時：2019年5月26日 23時
