謝罪 ページ35
ドアが開く音がした
僕が目を覚ましたと聞いて他の皆も駆けつけてくれたのだろう
だがユンギはこちらを見ずにドアへと一直線に歩いていた
言い訳なんか思いつかなかった
誰が悪いのかなんて一目瞭然だったから
何かあったことを察した皆はこちらを気にかけながらユンギの後をついて行った
僕を1人にした方がいいと判断したのだろう
きっとそれ程までに僕の顔は悲惨なことになっていたのだ
涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔、口から漏れ出るのは言葉にならない嗚咽だけ
誰がそんな長男の姿を見たいと思うのだろうか
ユンギが出ていく直前何かを呟いた
本当に小さな声だったが僕の耳にはしっかり届いていた
yg「Aに謝れよ…」
そうだ僕はまだ彼女に謝れていない
勝手に1人で完結して終わった気でいた
彼女に謝らないと
でも許してくれるのだろうか
そもそも僕に彼女に会う資格なんてあるのか？
酷い言葉を言った挙句、そのせいで事故にあってしまったのだ
僕のような存在はトラウマでしかないだろう
僕だったら絶対に会いたくない
今会うのではなく、少し時間が経ってからの方がいい
こんな状況になっても彼女に会えない言い訳を作ってしまう自分に嫌気が差した
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うすら(プロフ) - ソクペンさん» ありがとうございます！嬉しいです♡ (2022年12月29日 21時) (
レス) id: 64ec250d05 (このIDを非表示/違反報告)
ソクペン(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます❤︎ (2022年12月29日 1時) (レス) @page11 id: 2732bc1be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うすら | 作成日時：2022年12月27日 15時
