僕の気持ち【JIN】 (ページ27)

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不快ページ27

ジョングガと口論になりながらも僕が車を出すという条件で許可を貰えた

バックミラーから見える彼女達は楽しそうに会話を弾ませている

それを見て気持ちが何故か暗くなってしまう

まあでも着いていけてるだけ良しとしよう

目的地に着いたあと、僕は本当に買いたい物があったので、各自別行動になった

ジョングガ達は一緒に行動するようで早速マップを見ながらお店を選んでいる

ジョングガが女の子相手にあんなに嬉しそうに笑ってるのを見るのは久しぶりだったので邪魔する訳には行かない

少し晴れ晴れしない気持ちはあったが、気持ちを切り替えていこう

可愛い弟が幸せそうに笑っているんだ

それでいいじゃないか

それに彼女も来た時に比べればよく笑うようになった

だから僕が邪魔しちゃいけない

そう自分に言い聞かせるが釈然としない

そうか

このすっきりとしない気持ちはきっと彼女のことを心から信用している訳じゃないからだろう

弟達が危険な目に遭わないか心配なんだ

ジョングガが楽しそうで嬉しい反面、彼女が悪人であって欲しいという気持ちもある

なぜ彼女に悪役であって欲しいのか

それがなぜかは分からないが僕は長男失格という事だけが分かる

人を貶めようとする気持ちなんて持っちゃいけないのにさ

僕は僕自身を愛すことはきっとこの先一生ないんだろう