僕の気持ち【JIN】 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:9,510 hit

助けページ3

th「なんだ。女の子じゃん」

テヒョンがそう呟くと同時に目の前の女の子が倒れた

jm「え！？」

jh「まってまって！俺達何もしてないよね！？」

yg「落ち着け。気失ってるだけだ」

いつの間にか彼女の前に立ち、容態を確認したユンギはそう言った。

テヒョン達が良かった〜などと話している隙に僕は彼女の観察をする

ボサついた髪。汚れている服。裸足。やけに細い腕と足。

これらの状況から察するに大方家出だろう

ユンギとナムジュンも同じことを考えていたようで目が合う

問題なのはこれからどうするかだ

1番いいのは警察に届けることだ

だが家出をしてきたのならば家には戻りたくないはずだろう

その家庭で虐待を受けていた可能性もある

そう考えると安易に警察に届ける訳には行かない

だが、道に倒れていて心配だとはいえ、僕達もアイドルという立場があるので安易に連れて帰ることは出来ない

ましてや見知らぬ女の子ともなると余計にだ。

ヒョンラインはそれらを理解しているはずだが、マンネラインはどうなのだろう

彼等はきっと助けると言うだろう

もちろん助けたいのは僕らも同じ。

だけど、助けたいという気持ちだけじゃどうにもならないこともある

少し心が痛いがここに置いて帰るしかないのか、？

でもこのまま見捨てるとそれはそれで良くないような…

それに個人的には少し話も聞きたい気がする…

これには私情なんて決して挟んでない。そう決して。

そうこう考えてるとテヒョンが予想通りの発言をした

th「宿舎に連れて帰りましょう！」

予想はしていたので別に驚くことでは無い

なので優しく諭す

「ヤー。テヒョン。その気持ちは痛いほど分かるけどな、俺達は芸能人だ。それも凄く人気のな。そんな俺達が女の子を宿舎に連れて帰ったなんてどう思われると思う？」

th「っそれでも俺は助けたいです！」

「テヒョン。お前ももう子供じゃない。分かるな？もしこの瞬間を撮られてたら？もしその子がサセンだったら？その子を連れて帰るのはリスクがデカすぎるんだよ。」

th「…」

どうしても諦めきれないようだ

どうしようかと考えてると意外な人物が口を開いた