No.6 ページ8
A「行ってしまわれましたね...」
扉の方を向きながらAが云った。
敦「はい...」
太宰と国木田が居なくなった今、うずまきに居るのは、谷崎兄妹、敦、Aだった。
その時ふと、Aは思い出した。
武装探偵社新人、そして調査員なら、ある意味聞かなくてはならない事だ。
A「そういえば...中島さんも異能力者なのですよね?
異能力の内容をお伺いしても?」
敦「あ、はい。まぁ、僕もよく分からないんですが...
えっと...虎に変身しちゃうらしくて...」
そこまで云うと少し苦い顔をする。
虎に追いかけられた時の事を思い出したのだろう。
A「そうですか...変に聞いてしまいすみません...
ですが、何かあったら私の所に来て下さい。お役にたてるかもしれません。」
敦「は、はぁ...」
A「大丈夫ですよ。
初回は無料ですし、探偵社の方々もよく来られます。
仕事の面では、信用して下さい。」
本当なら、自分で大丈夫と言っている人物が一番信用ならないが、単純(根本的?)な敦は気がつかなかった。
ナ「兄様も、ナオミもよく相談しますわ!
ね、兄様?」
谷「あ、うン
実はボクも、最初は胡散臭いって思ってたンだけど、初回から相談繰り返してる内にAさんが良い人ッて分かったし、ちゃんと解決方法とか一緒に考えてくれるから...信用して良いと思うよ、敦君。」
敦「そうなんですか...分かりました!」
相談受けてないのにもう信じて良いのか普通不安になるが、単純(根本的?)な敦は、又、気づかなかった。
そんな二人の会話を見つつAが腕時計を見ると、依頼の時間が迫っていた。
A「おや、楽しい時間は早く過ぎてしまいますね。そろそろ依頼の時間になってしまいました。
...では、私は失礼します。」
敦「あ、はい!ではまた!」
谷「...あ、そうだ。
Aさん!」
谷崎の声に気づいたAはうずまきの扉に手をかけたまま振り向いた。
谷「乱歩さんから、チェスしたいから早く来て!ッて伝言が。」
A「分かりました、とお伝え下さい。」
谷「分かりました。
依頼頑張って下さいね。」
A「はい。ではまた...」
それを最後にAはうずまきを出ていった。
敦「不思議な方ですね...」
ナ「あら?充分素敵な方ですわ!
不思議で、秘密主義者な所も含めて...」
敦「でもあの人って...」
敦が云おうとした事は谷崎の電話の音により遮られた。
谷「うン?...ハイ......え?
-----依頼ですか?」
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透花(プロフ) - 黒い天使さん» 救われる人生てw僕の人生は真っ当な人生じゃい(`・∀・´) (2019年6月11日 0時) (レス) id: e98e3910f9 (このIDを非表示/違反報告)
黒い天使 - 透花さん» 有難う!凄く嬉しい!!ちょっと、ボード見て泣きそうになってしまったよ...(泣)今までも、これからも、宜しくね!コメント有難う!鏡花ちゃんと同じ様に、透花さんが、救われる人生を送れますように! (2019年6月11日 0時) (レス) id: a435586eb7 (このIDを非表示/違反報告)
黒い天使 - 神-God-さん» コメント有難うございます!無事にお気に入り登録50人、そして15歳を迎える事が出来ました!本当に有難うございます!今までも、これからも、宜しくお願いします! (2019年6月11日 0時) (レス) id: a435586eb7 (このIDを非表示/違反報告)
透花(プロフ) - プロフの方でも言ったが、Happy Birthday.青の時代と同じ歳を生きる君に幸あれ。 (2019年6月10日 22時) (レス) id: e98e3910f9 (このIDを非表示/違反報告)
神-God-(プロフ) - お気に入り登録者数50人おめでとう!( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆!そしてhappybirthday!これからの更新も楽しみにしているのだよ (2019年6月10日 19時) (レス) id: 2c0479834d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒い天使 | 作成日時:2018年11月24日 17時