横浜の相談役

No.33 ページ38

フ「流石ですね。
　 ...ぼくが横浜に来ている事で、次の作戦は我々だとは気付いているでしょう？
ですから、ヒントを少し。」


魔人、フョードルは薄く微笑む。それを見て疑う様な目を向けるA。



A「...何故、私に？
　 太宰さんに言えば......あぁ。そうゆう事ですか。」

フ「素早いご理解、感謝します。
　 単純に言いましょう。

　 ...龍の復活と、死の林檎...。」

A「真逆...！」

フ「此処まで言えば後は分かるでしょう？」

A「...成程。分かりました。考えておきましょう。」

フ「えぇ。
　 それでは、骸砦で待っていますよ。犯罪相談役のAさん？
　...では......」



その瞬間、映像が元に戻り白鯨の様子が映る。
Aは画面を見つめながら、ゆっくりとした動作で自身の携帯電話を出す。
目的の人物は、以外に遅くでた。



A「...もしもし。森見君ですか？」


そうAが言えば、寝落ち寸前の若干機嫌が悪そうな声が聞こえた。



森「はーい。徹夜で眠くて怠くて頭回らなくて倒れそうで最近部下の教育が大変な森見でーす。ごよーけんを。」


かなり棒読みで森見君は言った。
書類大変そうだな、と思いつつ要件を言う。



A「澁澤龍彦についての現在の資料、それと...調査していた例の資料を。」

森「えー。それ、今じゃなきゃダメ？」

A「後でも良いですが、なるべく早めにお願いしますね。
　寝不足には暖かい飲み物が良いですよ。 それでは...。」









短いですが、次です。
期末テストと修学旅行の二連続です。更新遅れてすみませんでした。

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